「結んで、開いて」
歌にあるこの一節
どうして、『閉じて、開いて』ではないのだろうか。
そんなどうでも良いことに引っかかっていました。
語呂が悪いからというのが、まともな見方だろうと、思いつつ。
閉じてと開いてという風に、陰と陽に分けなかったことに、面白さを感じます。
閉じている状態を結んでいるという風に表現すると、印象が違うことに気が付きます。
閉じているというのは、その状態で完結している動詞。
結んでいるというのは、次への動作が全体とされている動詞。
かなり勝手な解釈ですね笑
または、閉じているというのは、内と外を分断しているイメージ。
結ぶと表現するとどうか?
内と外の分断というイメージがありません。
結び、繋がっている、まとまっているという感じでしょうか。
分断とはどちらかというと逆です。
「閉じているとは結んでいる」のだと思います。
これは、非常に面白いことです。
気づきとは、例えばこういうことだと思います。
それは、私の中でしか分かり得ない納得感ではありますが、その微かな一歩が確かにあります。
結んだら、解けるというのが、対義語としては正しいのですが。
「開く」というところにも、この歌の面白みがあります。
今度は、『開く』と『ほどく』のイメージの違いです。
これも勝手なイメージですが、
『開く』は、「放つ」に近く、どちらかと言えば力強いイメージ。
『解く(ほどく)』は、「緩む」「崩壊する」少々弱々しいイメージ。
とすると。
「結んで、開いて」
に込められたものは。
「力強く纏って、力づく放つ」そういうエネルギーがあると今、理解しました。
『結んで、開いて』には、そういう言霊が込められています。
そう捉えられたら、少し楽しくありませんか?