古い涙が一つ

空に帰った

いつかの痛みは

僕のものではなくなった


虹を見つけて

辿り着く頃

陽は上がろうとも

煌めきの残像

追いかける


醒めないままで

微かな匂いを辿る


陽だまりの咲く頃

また一つ涙は

空に帰った


誰かの落としものは

僕と出会って

空に帰った


右も左もないのなら

遠回りはできないさ

いつも、あの時も

今を生きている


新しい涙が一つ

心に落ちた

もう一度

出会うために


陽だまりの咲く頃を

楽しみに