朝靄の海原

神聖さと畏怖が入り混じる

今日の始まり

鼓動を鳴らし

鬨をうたう


案山子の袖に鶯がとまり

静けさに音が迫る

今日の始まり

心が時を刻み

この地を踏む


日々の儀式が

かたちづくる当然が

生きることの本物へ至る

知り得なかった歴史はそのままで

その衝動と感情を

この血と魂に響かせて


廻りゆく生命はどこまでも運ばれていく

いつかの海原を忘れても

常世の地を離れても

僕らはどうしようもなく繋がっている

感謝せずにはいられないんだ



群青の海原

不安と希望が入り混じる

陸から信仰の唄

還るべき、辿るべき

声に耳澄ます


まず訪ねますのは

空の機嫌、木々の声

光と水の不条理な祝福に

心を澄ませる


時の魔法にかけられて

僕らはここまでやってきた

本物になれなくても

君は君だ

偽物なんかにはなれない


巡りゆく生命はどこまで運ばれていく

誰かのため、自分のため

銀河の彼方から離れても

僕らはどうしようもなく繋がり続けて

願わずにはいられないんだ


今あることに

感謝せずにはいられない


その不安も哀しみも

そう長くは続くかない

消えてゆくよ


僕らはどうしようもなく繋がっている

巡りゆく生命はどこまで運ばれていく