椅子にもたれ 揺れている世界
飽きずに まぁ のぞいている爺さんがいた
何でも昔 この故郷のために
1人勇敢に 戦ったらしい

落ち着いたあの姿も
すべて時間が与えたもの
遠く 遠く

閉じようとしている目には
どれだけ世界が綺麗に見えるのだろうか?
それとも もう見えなくなくなった目に
美しい世界が見えているのだろうか?


黄色い花 添えられた 墓標のある庭に
誰が来なくとも 爺さんがいた
なんでも彼には ただ1人
約束した人が いたらしい

刻まれたこの皺も
すべて時間が与えたもの
深く 深く

彼女と引き換えに 手にした空は
あまりに無邪気で 暖かくて
役目を終えようとしている目には
ぼやけたせかいの中に
揺れている黄色い花がある

閉じようとしている目には
どれだけ世界が見えるのだろうか?
それとも もう見えなくなった目には
美しい世界が見えているのだろうか?