【犬山城2】

 

2階は大きな屋根の部分で天井が高い広い空間です。

 

 

武具の間と呼ばれ棚がずっと巡っています。

江戸時代は武具が並べられていて戦う準備をしていた部屋になります。

2階は真四角のきれいな形になっていますニコニコ

 

 

3階は大きな屋根の裏の空間です。

外側に設けられた飾、破風の内部になります。

 

 

破風の間

突き上げ戸が外に張り出しているため視界が良く高い位置から敵を攻撃するのに適しています。

突き上げ戸とは、上の方にあげて窓を開く戸です。

雨風を防いでくれるので防御的にも構造的に効果的になっています。

 

 

最上階です。外から紹介しましょう。

廻縁(まわりえん)と高欄(こうらん)
外に出て一周回れるのは犬山城と高知城だけです。

 
高欄(てすり)が結構低いのと、廻縁の幅も結構狭い。
最上階という高さもあって、結構スリリングな散策です。
絶景を見ながら、足下も見ながら、になりますね。

 
格式高い様式の華頭窓(かとうまど)
全貌を取りたかったのですが、なにぶん廻縁が狭いのでコレが限界でした。

 

最上階からは目の前に広がる木曽川と能美平野の絶景が見られます。

伊吹山と御嶽山も綺麗に見えました(写真だとイマイチわかりにくいですがえーん)

 こんなにキレイに見えるのは久し振りだと係の方が仰ってました。

 

 
天守の中からの眺め

 

最上階の床は赤い絨毯が敷かれていました。

キョロキョロ え、絨毯?

と思いますよね。江戸時代に絨毯ってあったのかしら。

それとも床を守るために絨毯を敷いているのかしら。

 

 

調べてみると、実は江戸時代から絨毯敷きだったと推察されるので、きちんと「復元」しているのだそうです。

昭和の大修理の時に最上階の壁際に銅の鋲の跡が見つかったのですが、それに絨毯の繊維が付着していたとのこと。

絨毯を銅の鋲で留めていたのではないか、ということでそれを再現・復元しているのだそうです。

 

貴重な体験でした。堪能しました。

 

 

犬山城

下矢印