『隣の国のグルメイト』
第4話:最高のおつまみ、おまかせ焼き鳥
”おまかせ”の焼き鳥店 酉たか
日本式の鶏の串焼き
일본식 닭 꼬치구이 야키토리
꼬치(コチ):串
구이(クイ):焼き物
ですから「꼬치구이」で串焼きという意味です。
닭 꼬치(タッコチ):鶏肉の串焼きを指します。屋台などで人気です。
닭 꼬치구이:鶏の串焼きであることを強調している言い方です。
お酒が好きだった松重さんが通っていたという焼き鳥屋さんです。
松重さんは撮影現場に自分が車を運転して向かうことが多いためお酒をやめたそうです。
お酒を飲まなくなったので久し振りの来店とのこと。
シギョン:そういう感じなんだ。焼き鳥は、その、お酒のあて
お酒のあて
술안주(スルアンジュ)
韓国語の説明を知りたくて調べてみました。
술안주【술按酒】[出典:NAVER国語辞典]
술을 마실 때에 곁들여 먹는 음식.
(直訳すると)
お酒を飲むときに添えて食べる料理
うーん、そのままでしたか
それにしても「お酒のあて」なんてディープな日本語(?)をよくご存知ですこと。父もお酒が大好きで毎晩晩酌していましたから、言葉は子供の頃から知っていました。
ケド。
我が家は「お酒のあて」より「酒の肴(さかな)」と言っていた気がします。
何が違うのか調べてみました。
「酒の肴(さかな)」を意味する「あて」という言葉は、もともと関西地方の方言で、「酒に宛がう(あてがう)料理」という意味合いからきてるそうです。
ほほう。方言でしたか。
なおさらシギョンさんが方言を知っていることに驚きです。
では。
標準語と思われる「酒の肴」
「さかな」を「肴」と書くのはなぜなのでしょうか。
子供の頃は「魚」だと思っていましたから、「さけのさかな」と言うのに小鉢や小皿料理、漬け物などが出てくることが不思議だったのです。
調べてみました。
「酒の肴(さかな)」とは、お酒を飲む際に一緒に食べる料理全般をさす言葉です。魚料理に限らず、お酒に合うおかず全般をさします。
(魚料理に限らずと書かれているあたり、私と同じような勘違いをしている人が少なからずいるということですね)
「肴」という言葉は、元々「酒菜(さかな)」という言葉が由来で、副菜を意味する「菜」がお酒のおかずを指すようになったと言われています。
その後、中国から「酒を飲むときに添える料理」という意味を持つ「肴」という感じが伝わり「酒菜」から「肴」へ変わったとされています。
ふ~ん。肴は中国から伝わった漢字だったんだ。
それなら韓国語の説明でNAVER国語辞典に載っていた【按酒】は韓国独特の言い方かと調べてみると、これまた中国語でした。
按酒 [ànjiǔ]
酒のさかな、つまみ
いろいろな漢字があるんですね。
ドツボにハマりそうなので、この辺でお開きにしたいと思います