【冬のキャンプは寒かったガーン
 
昔から母が「死ぬまでにやってみたいこと」をいくつかあげていますが
そのうちの1つが
ひらめき 満天の星空を見てみたい
です。
 
自宅に望遠鏡を2つも持っているのですが
「東京の田舎」として有名な八王子。
とはいえ腐っても東京笑い泣き
自宅周辺の夜空は街灯やお店の看板などの光で明るく
満天の星を自宅で満喫することは不可能です。
 
そして空気が澄む冬の方が夏より星がきれいに見えます。
そんなこともあり母と弟夫婦と久し振りに旅行を計画しました。
御殿場の保養所(会社の)を予約し、
周辺施設でどう遊ぼうか計画していましたが、会社の規約が変わって、
まぁいろいろあって保養所の予約が取り消されたのです。
不満はありますが、会社とケンカして今後利用できなくなるのも嫌なので
ぐぐっと我慢。
しかし、泊まるとこどうしようアセアセ
御殿場周辺は宿泊施設があまりなく、あっても高いアセアセ
弟が時々行くキャンプ場に空きがあったのでキャンプすることにしました。
 
ここのところ東京の夜は快晴で星がきれいに見えます。
これなら母が満天の星を見るという夢を叶えられるだろうと思っていたら
キャンプ当日の山中湖(山梨県)付近は夜だけ曇り&雨予報ガーン
迷いに迷って望遠鏡は出動させないことにしました。
 
御殿場にあるキリンディスティラリー富士御殿場蒸留所の工場見学。
父が好きだったウィスキーを初めて試飲しました。
飲まず嫌いなウィスキーですが、意外と飲みやすかったです。
基本的にお酒は好きですが、めちゃくちゃ弱いので(母も)
試飲だけで酔っ払いのできあがりです笑い泣き
 
お酒大好き過ぎる弟は健康のために日々の晩酌を止めましたが
キャンプの時だけ、ちょっとだけ飲む
というルールにしたそうで
工場でお土産に買ったウィスキーを皆で飲みながら
のんびりした時間を過ごしました。
 
ウイスキーそのものも美味しかったですが
道の駅「すばしり」で富士山の雪どけ水をゲットし
その水で割ったのもおいしさに拍車をかけたようです。
 
 
皆一様に「父を連れてきたかったね」と言いながら
「いや、連れてきたら工場から動かなかったかも」
「お店にあるウィスキーを買いまくって大変だったかも」
などと話しながら、富士山をつまみに乾杯
 
 
夕暮れの富士山
 
弟夫婦のテントは薪ストーブ設置なので暖が取れる
しかし寝るのは3人が限界とのことで私は山用のテントに泊まります。
焚き火を見ながら富士山を眺める至福の時間
 
夕方、テント設置時には強風&雨に見舞われ大変でしたが
その後は薄雲はあるものの晴れ!
なんてこと、望遠鏡持ってくれば良かった。
肉眼でもかなり星が見え、母は満足していました。
 
ニコニコ あそこに見える明るいのが木星で、
そのちょっと西側にあるのが牡牛座のアルデバランで
そこからV字に5個ある星が牡牛座の牛の顔の部分なのよ
木星とアルデバランの真ん中あたりを2倍くらい上に行くと
小さい星がいくつか見えるのが日本名「すばる」のプレアレス星団だよ
あれが6~7個見えると視力が1.5~2.0くらいなんだ爆  笑
 
と、にわか星空先生の説明に母は
泣き笑い う~ん、見つけにくいなぁ。空に矢印つけて
と無茶ぶり。
しかし今は便利な世の中です。
携帯で今日の星空(星座や惑星の名前入り)を見せると納得です。
 
上矢印こういうやつです。[出典:NikonさんHP]
見る場所、時間によって惑星と星座の位置は変わります。
母が見たときの位置と多少異なっています。
左上にあるのが月、その右側に木星、牡牛座のアルデバラン
黄色い丸で囲んだのが「すばる」です。
 
 
月明かりで明るい日の出頃の富士山
(地平線には太陽が昇っていますが、山に遮られてまだ見えません)
 
太陽の光を浴びる富士山
 
携帯で富士山を一生懸命撮影する母
 
2024年12月21日頃の日本の夜空は金星、木星、火星が見え
夜空を明るく彩っています。
望遠鏡で木星の模様を母に見せられなかったのは残念ですが
とりあえず夢が叶ったというので、良しとします。
長野県の阿智村は環境省が「星が最も輝いて観える場所」に認定されています。今度は阿智に母を連れて行こうと思います。
 
満天の星って、本当に星がありすぎて星座とか説明できないほどなので
今回は「適度な満天の星」を大いに楽しみました。
 
それにしても冬のキャンプは寒かった笑い泣き
私のシュラフは快適使用温度-10度までなのですが、
シュラフから出ている顔が凍りそうで何度か目が覚めました。
この日の山中湖周辺、朝の最低気温は「-9.6度」でした。
結構限界でしたね笑い泣き
※マスクして、目にマフラー当てて寝ました爆  笑
 
ちなみにシュラフの仕様温度目安は2種類あります。
「快適使用温度」と「下限温度」です。
快適使用温度:平均的な体型の成人女性が快適に眠れる温度
 下限温度 :平均的な体型の成人男性が寝袋内で身を丸めて8時間程度の睡眠を得ることができる限界の温度
下限温度は天文部の中では「死なない温度」という認識でした。
 
 
早朝から弟のテントへ移動し薪ストーブの恩恵にあずかり
火のありがたさを再認識しました。
楽しい家族団欒のひとときでした。