韓国語を勉強し始めた時、最初に習った言葉は何ですか?

 

私は好きなサッカー選手と話したくてチームの通訳さんを捕まえて

あれこれ教わったのが最初です。

だから記憶にある最初に覚えた韓国語はコレ

 

日本 がんばって 韓国 힘 내세요(ヒム ネセヨ)

日本 お疲れさま 韓国 수고하세요(スゴハセヨ)

 

そしてサインを頂いた時にお礼を言おうとしましたが

緊張して頭真っ白になって

カムサハムニダと言えなかったショボーン

今でも心残りです。

 

 

 

その後、NHKのTVでハングル講座を見始めた時

(記憶は定かではありませんが)

日本 お腹が空きました

日本 これはキムチですか

 

こんな感じでスキットが始まったと思います。

 

そう。

どの教科書にも大抵食事のシーンが登場します。

料理の名前を学ぶことができるし

注文する時に「数」を学ぶことができるからです。

だから、勉強始めて早い段階で

日本 お腹空いた 韓国 배가 고프다(ペガ コップダ)

は学びました。覚えました。

 

その後、実際に韓国へ行って友人とあれこれ食べまくり

ひらめき オンニ、残ってるよ。全部食べてよ。

えー 無理だよー。もうお腹苦しくて死にそうだよー。

 

そう答えようとして、気づく。

ガーン お腹いっぱいって、何て言うか知らない・・・

 

まぁ、正直に申告しました。

「お腹いっぱい」って韓国語で何と言うか知らないから教えて、と。

 

泣き笑い オンニ、お腹空いたとお腹いっぱいはセットで覚えるんじゃないの?

キョロキョロ んー、教科書でお腹空いたはよく見るけど、お腹いっぱいって見ないよ

(いや、あるかもしれません。私が知らないだけで)

 

というわけで習った言葉がコレです。

韓国 배가 부르다 日本 お腹いっぱい(満腹)

 

思うにコレは르変則活用で、해요(ヘヨ)体にすると

[原形] 부르다 右矢印 [해요体] 불러요

という初心者の勉強心をへし折るような変形をします。

変則活用が出てくるのは、ちょっと後なので

「お腹が空いた」と同時に学ぶにはまだ早いって感じなのかな。

(個人的な意見です)。

 

また韓国では「日本 とても○○だ」「日本 非常に○○だ」を

「○○で死にそう」と表現するのを耳にします。

「死にそう」と言っても限界ギリギリという感じではありません。

だから「とても」「非常に」くらいの感覚です。

 

こんな会話もありました。

 

悲しい オンニ、水~。水ちょうだい。喉渇いて死にそう

ニヤリ 出た、伝家の宝刀「死にそう」

 はいはい。すんごく喉渇いたんだね。どうぞ

ニコニコ あ~、살았다.

びっくり サ、サラッタ?直訳したら「日本 生きた」だよね

真顔 う~ん。まぁ、そうだけど、日本語にすると

「助かった」とか「生き返った」とか、だよ。

キョロキョロ なるほどねー。死にそう→生きたって表現の振り幅が大きいよね。

 

そんなこんなで韓国に行くと

「○○で死にそう」「生きた」を連発するワタシ笑い泣き

ちょっとだけネイティブに近づく感じが味わえます。

「○○で死にそう」は教科書で見たことありませんケドね。

 

教科書で習う言葉は基本ですし、基本の学びは大切です。

ただ、たまに友人はこう言います。

泣き笑い オンニ、それ、いつの時代の言葉?古すぎるよ

泣き笑い オンニ、わかるけど、それ今は言わないよ

 

そう。言葉って生き物ですよね。

最初に習った言葉が未来永劫変わらないとは限らない。

基本は基本として、活用、応用が必要になる。

そこが難しいけれど楽しいんですね。

 

そんな友人に、ある時こう言われました。

ひらめき オンニが韓国人はよく「○○で死にそう」を使うって言うでしょ。

 それに合う日本語見つけたよ。

キョロキョロ えー。日本語に合う言葉はないでしょう。

ひらめき 推し活のニュースでみたの。

  韓国 귀여워 죽겠다 を日本語にしてみて

えー んー、直訳すると「かわいくて死にそう」でしょ。

 「すごいかわいい」とかかな。言葉のイメージ弱いケド

泣き笑い ううん。「かわいくてマジ ヤバイ」

びっくり うわっ!ヤバイってそういう使い方もするんだ!

ひらめき オンニ、日本語も勉強しないと、だね

プンプン やめておくれー昭和のおばちゃんはついて行けないよー

 

そう。言葉って生き物ですよね。