【“‘중국 설’ 훔치지마”…영국박물관도 SNS 테러】
『「中国節」を奪うな』・・・イギリス博物館もSNSテロ
최근 설 명절 영문 표기를 두고 국내외 누리꾼들의 설전이 거셉니다.
最近、旧正月名節の英文表記において、国内外[누리꾼]の論争が激しい
[설:ソル]はお正月のことです。
韓国は旧暦でお正月をお祝いするので、
日本語の表記は「旧正月」となります。
旧正月は繰り返しになりますが旧暦のお正月のことで
旧暦の1月1日です。
韓国、中国、シンガポール、ベトナム、マレーシアなど
アジアの多くの国では旧正月を祝う伝統があります。
逆に言うと、日本はアジア圏の国の中で旧正月を祝わない
数少ない国の1つであるといえます。
見出しにある [누리꾼:ヌリックン] はネットユーザーのことです。
同じ意味を持つ [네티즌:ネチズン] という言葉もありますが
こちらはネットワーク市民を表す英語 netizen が由来です。
(いわゆる外来語というやつですね)
これに対し韓国では固有語の価値を見いだそうという動きがあり
[누리꾼:ヌリックン] は2004年に国が作った言葉です。
・・・なのですが、その頃にはすっかり[ネチズン]が浸透してしまい
使用頻度はネチズン>ヌリックンだとか。
ニュースは旧正月の表記を巡って国内外で論争になっているというのですが
どういうことでしょうか。
イギリスの博物館で旧正月を祝う韓国の国楽団公演が行われます。
そのイベントを紹介する博物館の文章がSNSに掲載されたあと
しばらくして削除されました。
中国のネチズンが「中国の節と言わなければならない」という非難コメントを
多く寄せたからです。
※中央日報(日本語版)に同じ趣旨の記事がありました。
博物館の掲示は英語でこう書かれていたとのこと。
Korean Lunar new Year
(この Korean に非難が集まったみたいですね)
非難文の一部
・恥を知れ。韓国は陰暦の旧正月を記念する唯一の国ではない。
少なくとも旧正月(Lunar new year)と書くか、
中国旧正月(Chinese New Year)と書くべきだ
・韓国が中国の文化を盗むのを名高い博物館が助けている
「中国説」の代わりに「旧暦節」と表記しようというキャンペーンを行った
ソ・ギョンドク教授も攻撃の対象となりました。
アップルや内規など多国籍企業から国連まで「中国節」と表記している
と問題提起したためです。
芸能界でも論争が沸き上がりました。
アイドルグループのニュージーンズメンバーのダニエルは
旧正月を「中国節」と表記したところ
こちらは韓国のネチズンたちの抗議を受け謝罪しました。
BTSは海外のファンたちへの挨拶文
「ハッピーSeollal」
"야~ 여러분 드디어 설날이 밝았습니다. 와우 2023년. 설날 하면 또 이 노래를 빼놓을 수 없죠."
「いや~みなさん、ついにソルラルが明けました。うわー、2023年。
ソルラルになればまたこの曲は欠かせません
韓国語の発音通り [Seollal:설날:ソルラル]という表記したのが好評だった
とのこと。
餅を食べるなど、韓国ならではの風習があるだけに韓国「ソルラル」と
別途表記しなくてはならないという意見も出ています。
설날:ソルラル
文字通り発音すると「ソルナル」なのですが、
ハングルで[ㄹ][ㄴ]の表記が続く場合、(発音しにくいかららしいですけど)連音化がおこるため、「ソルラル」と発音されます。
설날 [出典:NAVER国語辞典]
우리나라 명절의 하나. 정월 초하룻날이다.
我々の国の名節のひとつ。正月初日のこと。
もうひとつ。
밝다 は「明るい」というのが主な意味ですが
「夜・年」が「明ける」という意味もあります。
つまり、韓国では固有語の「설날:ソルラル」
日本では固有語の「旧暦の正月/旧正月」
という呼び方がありますが、
そもそも旧暦でお正月をお祝いしていない国には「呼び方」がないワケで
その表記方法によっては中国のネチズンに攻撃されている
というニュースです。
ちなみに
旧正月の英語表記
中国式の「Spring Festival(スプリング・フェスティバル=春節)」や「Chinese new year(チャイニーズ・ニュー・イヤー)」
などが広く使われている、そうです。
(ふーん、一般的にチャイニーズって使われているのかぁ)
いやいやアジア圏の国の多くは旧暦のお正月をお祝いしているワケで
中国だけのお祝いではないはず
この攻撃はちょっと承服しかねます。
ちなみにNHKは中国の春節にあたる連休と伝えていました。
コレはOKラインなんですかね。
日本でも旧暦を用いていた頃は、当然旧暦の暦でお正月をお祝いしていました。
ところが明治維新後に暦は西洋式(いわゆる新暦)に変わり
新暦の1月1日を正月と呼び、
旧暦での正月は廃止され「旧正月」と呼ばるようになりました。
(新暦の正月に対して、もともとの正月を旧正月と言うようになったので
固有語と前述しましたが、固有語と言っていいか、微妙ですね)
現代の日本では、沖縄と一部の地域を除いて
ほとんどの地域が旧正月を祝っていません。
(お休みにしてくれたらお祝いできると思うけど)
でも、聞くところによると農耕を生業とされている方には
旧暦の暦が種まき、田植え、稲刈りなどのサイクルに合うらしいです。
アジア圏で旧暦が使用されていた(現在も使用している)のは
農耕民族が主流だったから生活に密着する暦だったのでしょうね。
新暦を否定する気持ちは全くありませんが
アジア圏で旧正月の賑やかで華やかな行事を目にする度に
日本はアジアの国でなくなったような気がして
ちょっと寂しくなります
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