学生時代からの親友のお父さんが亡くなったと連絡が来ました。
彼女の実家は静岡で。
私が最初に就職したのも静岡だったので、よくお世話になりました。
兼業農家さんだったので
yukkoちゃん 新茶が取れたから飲みにおいで
yukkoちゃん 新米が取れたから食べにおいで
yukkoちゃん 餅つきやるから食べにおいで
一時期は娘よりお邪魔してたと思うくらい。
私の第二の実家であり故郷でした。
お父さんはすごく物静かだけどお茶目な人で
特に話をするわけでもなかったけど、同じ空間にいると安心できる人でした。
学生時代は神奈川で一人暮らししていた娘は
仕送り以外のお金はゼッタイに送らないとの約束で(お母さんとの約束)
でも月末になるとお金がピンチになってくるので
彼女は実家に電話をかけます。
お金はダメよというお母さんを横に
「お米送るからな。野菜送るからな。しっかり食べれば元気になるぞ」
というお父さん
時にはコタツ布団だったり洋服をお父さんが送ってくれたこともあったって。
(お母さんもそれを知ってるからお金は送らないって言えたんだよね)
友達が入院したと聞いて病院へ行ったとき
てきぱきと入院準備をしているお母さんの横で
クマのようにぐるぐるぐるぐる回ってたお父さん
お母さんに気が散るから、いっそ家に帰ってと言われて
私を連れてカフェへ逃げたお父さん
週末になると町の草野球チームで野球して
yukkoちゃんはなんでサッカーなんだよぉ 野球も楽しいぞ
と言いながらビールを飲んで寝ちゃうお父さん
最近は友達が結婚して家を出て、子供が出来て
静岡の実家にはご無沙汰してるなぁとふと思った矢先の訃報
しばし絶句でした。
私が大切にしてたクラブワールドカップの決勝記念紙ふぶきを
母親が勝手に捨てたことが判明して
ものすごいショックで涙が止まらなかったケド
(写真だけでも撮っといて良かったよ)
親孝行しなくちゃなと、お父さんに言われたような気がして
気持ちの整理をしなくちゃと頑張っています。
(いや、私にはオオゴトだったんだって)
明日お別れに行ってきます。