「知れば面白い神話と神社のおはなし」
こんにちは!
神話と神社が好きな女子高生やおよろずです!
意外と知られていない神話・神社に関する情報を投稿しています。
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今回は、以前からお話している陰陽道において根幹的な思想となっている陰陽五行についての解説を行っていこうと思います!
今回の記事に関連している記事2つもぜひご覧ください↓
陰陽五行説
陰陽五行説とは、「陰陽思想(いんようしそう)」と「五行思想(ごぎょうしそう)」の2つの説から成る思想・考え方です。
陰陽五行思想や陰陽五行論と言われることもあります。
古代中国で先に陰陽思想が生まれ、その後すぐに五行思想が生まれたと言われています。
陰陽思想
陰陽思想は中国の春秋戦国時代に生まれました。
多くの思想家が徐々に徐々に陰陽思想を形成していき、陰陽家と言われる諸子百家(春秋戦国時代の学者の総称)の一人である が陰陽思想を完成させたと言われています。
陰陽思想の思想の特徴には主に以下の3つがあります。
・この世界のすべては「陰」と「陽」の2つの「気」から成っている。
・「気」とはガス状のもので、万物の元となる微粒子のようなものである。
・空気中に漂っている「気」は人体に取り込まれるので、世の中で起こるすべての事象に「気」は関連している。
以上からも陰陽思想では「気」というものがとても大事にされていることがよくわかります。
「気」とは、元来1つのものであるとされていましたが、相反している事柄(火が熱く、水が冷たい)を説明することができなかったので、2つの気「陰気」「陽気」で万物が構成されているという説が一般的になりました。
五行思想
五行思想とは、陰陽思想の中心である「気」を「火」・「水」・「木」・「土」・「金」の5つに分類して、その5つの気が動くことで全ての物は成り立っているという思想です。
「金」は(ごん)と読みます。
五行思想には「相生説(そうせいせつ)」と「相克説(そうこくせつ)」の2つの考え方があります。
「相生説」とは、5つの気がお互いを生み出す関係性を指し示す。
木は燃えて、火を生む。火は木を燃やし、土を生む。土は金を生み、金は結露による水を生むという考え方。
「相克説」は、5つの気が互いに交代するという関係性を指し示す。
木は土に根を張ることで侵食する。金は加工することで木を切り倒すことができる。
火は金を溶かし、火は水によって消される。水は土に吸収されることで成り立つという考え方。
以上2つの考え方からも、五行思想とは5つの性質が互いに生み出し合い、打ち消し合うという思想であることが分かります。
この2つの「陰陽思想」「五行思想」が合わさって生まれたものが、陰陽道の元の考え方となっている「陰陽五行説」です。
日本には、中国から5世紀から6世紀に仏教や儒教と共に伝わりました。
律令によって「陰陽寮」という役所が設置されました。その後に、道教の道術を取り入れて日本独自の「陰陽道」へと発展しました。
陰陽五行思想は、年中行事などにも大きな影響を与えていると言われることもあります。暦や、十干十二支なども陰陽五行思想の影響を強く受けているので、気になった方はぜひ調べてみてください!
今回はここまでです。
少し難しい話になってしまいましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
陰陽道や陰陽五行思想についてなにか疑問に思うことがありましたら是非コメントしてください!
私事ですが、高校一年生が終わり、二年生に今度の4月になります!また、忙しくなりますが、もう少し更新頻度を上げながら、頑張っていこうと思うのでよろしくお願いいたします。
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