6/01(土)ソナタ  今季⑫ 김지철J/유승현S/임병근K  今季⑬ 김지철J/유승현S/임병근K

 

だらだら書きます。

待ちに待った初演Sのペア。私にはとても思い入れのある二人、観られて本当に嬉しい。

 

ソナタを初演から見ているとは言えジチョルさんのSは数回しかみたことが無い。来日公演の時とCOEXでやったしんずバージョンで一回。しんずVerのJはリョウクさんでした。特別な状況での公演のみというのが残念。初演のSを見てみたかった。一方のスンヒョンさん、私は初演でこの方のSを見てソナタにはまりました。内容なんてわかりませんでした。ほんわかした素朴で柔らかいSのJを思う気持ちが切なくてもう一回、もう一回と全部で三回見ました。最後はチケットが入手困難なくらい人気があったのにその後のゴタゴタで再演の見通しが立たなかった時は本当に切なかった。

 

今季もジチョルさんは遅れてスタート。なかなか日程が合わず、ちょっとあせりました。先月初めて見て、まず痩せていてびっくり。役作りなのでしょう。頬の肉が削げ落ちてやつれた感じはJにぴったりでビジュアル的にとても良かった。でも歌に少し影響があったような気がします。お疲れだったのかな。


ジチョルさんのJは3パターンめです。毎回違って面白い。でも今回のJは一番難しかった気がします。未だにわかった気がしません。このブログでも昨シーズンのチョルJについて触れたことがあります。ジチョルさんの言わない台詞と言った台詞。今回もそれは同じなんですが印象が違いました。特に"言った台詞”の方。昨年のようにそこで泣き崩れるような言い方はしていませんでした。私には今回は"曲を完成させてSに会いに行こうと思っている”とは見えなかったです。今シーズンのジチョルさんは音楽。とにかく音楽、に見えました。


初演のテユさんやハングンさんのイメージがあるのでJは小柄な俳優さんのイメージがありました。でも年恰好の同じ、保護・被保護の色がつかないJSで見たいとずっと思っていました。今回の二人はぴったり。良い感じ。ジチョルさんの演技はとても細やかです。Kを尊敬し、礼儀正しい。期待している、と言われ肩を叩かれて嬉しくてたまらない。とにかく一生懸命に曲を作る。それしか頭に無い。K先生のところも刺しかねない、なかなかナイフを外さない。諭されて納得するのはちょっと面白かったけど。ピッパレは純粋にJの曲だよね?あんな可愛らしい明るい曲を作ったJがどうしてこんなに追い詰められてしまったのか。今回のジチョルさんは歌がとても良かった。

 

スンヒョンさんのSでまず感じたのは後悔。親友だなんていいながらJの気持ちに全く気付いていなかった自分。最後まで、この日記を読むまで全く理解できていなかった自分、Kのことをちゃんと話しておかなかった自分、最後に日記に触れながら言う「君を見送るべきでは無かったのに」。

 

ギョンスさんと違いまだ生々しい、というか日記を読み始めたばかり。スンヒョンさんの場合、ピアノを弾くことがそのまま演技。眉を八の字に曲げて辛そうに切なそうに弾く。全てに生々しい感情が湧き上がってくる。読み進めてJの気持ちを知ろうとしている。読み、はっと気づいて慌てて楽譜をひろげ一生懸命弾く、Jの思いを探ろうとして。そんな感じ。

ベクレムトで現場に戻ろうとするJに手を伸ばす。止めようと伸ばす手が過去のJには届かない。出て行ったドアの前でしゃがみ込んで泣くS。


役者さんにはいろいろなタイプがあるのだろうけど、スンヒョンさんはしっかり役を固めて臨む人だと思ってる。なので今季第一回目にスンヒョンさんを見たとき、もう出来上がっているじゃん、と思った。この先回を重ねてもそんなに変化がないのではないか、とちょっと思った。それで少し回数を減らしてしまいました。今は反省している。スンS、変わってる。細かい台詞、単語が付け加えられてニュアンスが違ってる。(スンヒョンさんがそういうタイプだと思っているのでジチョルさんとは合わないのではないか、とも思っていた)


この日も今までと違う点がいくつかあった。いつも台本とは変えていた台詞が戻っていたり、Jがかけてきた電話、Jだとわかるとパッと顔を輝かせて本当に嬉しそうに話していた。嬉しくてちょっと得意になってしまって余計なことを言ってしまった、そんな感じだった。今まではやさぐれて電話に出る→Jだとわかり嬉しそう→もうそんな日は来ない、と言われがっかり→お酒片手に夜探れた話し方→途中で気づき慌てて日記で確認みたいなパターンが多かったのに。

 

そして作業室での再会。スンSはきれいごとじゃなく本心をぶつけあって、徹底的に話し合って絶対連れて帰ろう、という覚悟できていると思う。マチネ、そこまではいつもの路線だと思って見ていた。ただ特に作業室での再会シーンになってからため息をやたらつくなあと思っていた。ため息じゃなかったのかな。呼吸の調整が必要だったのかな。とにかく、ぴっぱれで突然泣き出した。泣いて歌えなくなった。「君のように、、、音楽をやりたい」から崩れて、なんとかこらえて続く台詞を言ったけれど音符云々以降は歌えなくなり涙がぽろぽろと頬をつたっているのが分かった。多分モルモランドからはジチョルさんが歌った。途中からジチョルさんも泣き出し、スンヒョンさんが小さく「みあん」。ジチョルさんが優しく首を横に振って。涙とほんのりとほほ笑む優しいぴっぱれだった。Sが、というより今季で卒業を宣言しているスンヒョンさんの思いが重なったのだろうと思った。見ている私には初演から一緒にピアノを弾いて来た二人と重なって余計に胸が詰まった。

 

「君の存在」終わりでは大丈夫だから、話して、自分だから、大丈夫だから、何があったんだろう?みたいに手をとり顔を覗き込むSに対して「어떡해」と泣き崩れるJ。
 

以上、突然終わります。気が向いたらまた書く。