原節子の『麦秋』に描かれた北鎌倉の聖なるプラットフォーム

　何気なく都内の職場に向かう二人の男女　一人は妻を亡くして久しい中年のやや人生に疲れた気味のみえる男　もう一人は原節子演じるうら若き女性ーーまさか　この二人がドラマの終盤で結ばれる事になろうとは！

　その　女神が微笑んだとも言える意外性が暗示されるのがこのプラットフォームでした。

　通勤途上の二人は偶然鉢合わせし、旧知の仲ですから　幼馴染めいた世間話を淡々と交わすのでしたが〜