今回のキャラバン 旅の小旅行の目的は 比較的近場で過ごすこと 最小限の小道具たちを使ってみて より長めの旅程に備える予行演習のつもりでした。

 ところが本番より予行演習の方が愉しい と言うことだってあるのですね。



 漆黒の天空の星空を仰いで 星屑に包まれて微睡みのなかに眠る そして夜の闇に視界が閉ざされて分からなかった 夢のような風景の中にひとり目覚める 車中泊 移動泊 旅するキャラバンの旅〜

 

 映像の音量は消して静寂の叙情 戸外生活の夜の質感を感じてください〜

 

 

〜漆黒の天蓋に穿たれた星屑をばら撒いたような聖堂の聖なるドームの下で 夜は引き潮の静寂のなかに更け 満ち潮の高鳴りのなかに朝は目覚める。


 

 夜明けの微睡みのなかに 夢のような風景の中で目覚める〜



〜文化財に包まれて眠り 文化財に囲まれて目覚める〜



 旅をする手段の選択肢の一つとして 自分自身の身体を動力源とするサイクリングは理想の理念的形態ではないでしょうか?最小限のウェアに 最小の荷物を積み込んで、最小の消費カロリーで最大の移動効率の機能を維持しつつ しかも何処かで己の限界を意識しながら挑む、限界と境界域の美学 かくして可能な限りの日々更新する積算距離の達成が人間の自然サイクルに一致すると言う驚くべき旅時間の奇跡が達成できるのです。サイクリングもまた一期一会なのでした。

 他方 一期一会を源流とする茶の湯にも最小限生活の理想はありますが そこに貫かれているのは予想を超えた機能と経済合理性なのです。つまり美的機能に文節化された最小の茶室空間とは経済学であり 機能的である事が同時に経済合理性を併せ持つ事 それはお茶室の機能性と美学的多様性 簡素でシンプルさに溢れる生活様式の理想郷なのです。私は若き日に 茶の湯とサイクリングの旅生活にこの事を学びました。

 一期一会とは 一生に一度の出来事とも また日々の過ぎ逝く些事に却って永遠を見いだすと言う 技術とも工夫とも達人的達観とも言えるものが震源としてあるるのですが、根本にあるものは 人間が生きるためには何と何が最小限必要であるのか?と考えさせるます。衣食住と言いますが 人間が人間としてある事の最小条件とは何なのか?着替えができる服二、三着と 一汁三菜の食と 雨をしのぐだけの東屋のような露天の覆い それに尽きるのですね。そんなエポケー的現象学的還元へと誘う気付きの機縁になるのです。結果として 人はこんなにも僅かなもので満足し生きていけると言う実感は実に新鮮です。逆の言い方をすれば 人はこんなにもどうでもよいいこと 二議的な事 余計な事物と事共に囲まれて生きていたのです。西行や芭蕉にあくがれいずる古人の托鉢のあり方が偲ばれますね。

 私の車中泊旅は、そこまで厳密には行かなくても、適度に現代文明の恩恵と利便性を受け入れながら、簡素に簡易に そして容易に準備出来る 現代の旅の手段 旅の選択肢のひとつ として構えを設えた旅のするものの意匠です。

 そこで旅の大きさとはるけさ 旅空間の拡がりを感じるためには車は小さくあるべき事が望ましいですね。生活感をなるべく旅には持ち込まない事、貧乏臭さを感じさせない事 苦行層のような深刻さを旅には持ち込まない事、旅とは最小限のアイテムで過ぎゆく時間の流れのままに 流れ去るように時間のせせらぎに身を任せ 旅をするのではなく 旅が自分の透明な身体の中を悠久の流れのように大河は流れ去る その過ぎ逝くままの実感を 身体のなかで内側から感じとること そんな旅する一期一会の感性と感受性を身に付ける事だと思っています。敢えて言えば旅するとは 時間性の美学であり哲学だ と思っているのです。

 

〜さて 今回使用した旅のアイテムたち〜

solar発電機能付きポータブルバッテリー

蓄電池付き照明スタンド

調理機能付き保温電気ポット

電気毛布

 

〜カフェ時間の用具としては〜

キャンプ用のminiガスコンロ

抹茶セット お椀と茶筅

イタリア製エスプレッソmachine 一人用 

stainless製のtea cupとお皿

 

〜家具&寝具としては〜

折りたたみ式table

折りたたみ式chair

折り畳みクッションマットと敷布団 羽毛の掛け布団と毛布に シュラフ そしてブランケットや膝掛けタオル類

 

〜現地小回りやハイキング用のためには〜

キックスケーター

trekking ポールです。

 

 

〜蓄電器付き照明スタンドと ポータブルバッテリー 電気毛布 寝入るまでの微睡みの読書ができます〜

 

〜昼間のcabinの様子〜

〜車出移動時はシガレット口から蓄電します〜

 

〜solar panel  の設置様子 駐停車時はsolar systemで発電/蓄電します〜

 

〜あらゆる その日その時その場所が 青空の天蓋茶席 ホメーロス風cafe salon☕️となります〜

 

〜この場所で早朝の5時より午後3時半まで 朝食とcafetime 昼食🍕とアフタヌーンティー☕️を愉しみました〜

 

〜移動した先の海辺で夕暮れから日没 ⭐️星空のした🌖月夜の露天風呂♨️ そして喧騒を去った岸辺の喫茶☕️を愉しみました〜

 

〜翌朝のmorning cafeは 🍵お薄の手前で点てて風景を眺めるように茶碗を手前に廻します〜

 

 

 

〜いたるところが簡易diningとなります〜

〜手前の菓子箱の中身は家で詰めてきた酵素玄米ご飯によるおむすび🍙です。右手前のビニールパックは 道の駅で買った地元の芝海老🍤と野菜🥦根菜類のかき揚げです。朝夕の海岸は冷えるので普段は食べないカップ麺もありがたいです。夏蜜柑 バナナと果物類は調達が容易で たっぷりといただきました〜

 

〜夜のprivate time 読書📖にうたた寝にも似た微睡の居眠り〜💤

〜エンジン音と空調音 その他の生活音や音源を除外するのはキャンパーの久しく慣習となり習慣となりました〜

 

 〜輝ける星屑と広大な星空の元 その日の出来事を反芻しながら、日々の事どもを日記に纏めたり会計計算をしたり地図を見ながら明日の予定をぼんやりと考えたりもします〜

 

〜保温と調理機能付き電気ポットと

バッテリー バッテリー付き照明スタンド

その日その時 夜の帷がせまる黄昏れ時 ため息の詠嘆と諦念のなかに時は流れ 今日一日の最後の一人点て珈琲を真夜中の静寂としじまのなかにいただきます 帰らざる今日を慕って!

 会が果てた後の帰らざる日々を偲ぶ自服の手前 一期一会のあとに来る余情は茶の湯の奥義だそうです〜

 

〜イタリア製エスプレッソmachine〜

 

〜お散歩と買い出し用のキックスケーター

 

〜入江と渚と灯台をめぐる一日 まるで忘却と幼き日の追憶に献げられた 郷愁のイギリス文学の世界ですね〜

 

〜ジェイン-オースティンからキャスリーン-マンスフィールド そしてヴァージニア-ウルフまで〜

 

 

〜最後は波打ち際に消えていた人生の道 映画化されたプルーストの『失われた時を求めて』或いはゴダールの『気狂いピエロ』のendingを髣髴とさせますね〜

 

 

 

〜キャラバン旅の日程に、たまには行く先のホテルやレストランを組み入れるのは如何?〜