生きることが辛い…
どうして自分ばかり…と
悲観的に思う声を耳にします。
そういう私も
人生の好不調を繰り返し
今日まで歩んでいますが
人生というのは
良い時もあれば悪い時もあると
良く言ったものです。
隣の芝生は青い…
とも言いますよね。
人間とは自分のことは
わからない。
それだけに他人のことも
本当はわかっていない…
よって多くの人が
羨ましく思ったりする性質を
持っているんだと思います。
さて、この動画が昨年末に
異常な盛り上がりを見せたのですが…
この動画のコメント欄には
自殺願望の方をはじめとし
多くの方の悩みが詰まっています。
人間は常に死と背中合わせのなかで
生きており、まさしく
生死が表裏一体と思ったものです。
この動画は
今でも再生回数が上昇しているのですが
動画主である私は
いまでもこの動画を見るたびに
色々なことに考えが巡ります。
「葬儀屋のお前に何がわかる…」
「綺麗ごと言っても葬儀屋は儲けている…」
と言うようなコメントもありますが
この動画で
自殺を思いとどまってくれた方が
少しでも存在してくれたことが嬉しいです。
私は
「自殺や離婚など
人にほのめかす人は実行しない。
本当に実行する人は
誰にも言わず黙って行う」
そう思っています。
だから自殺の一報を耳にした人は
「まさか…」と
絶句されるのだと思うんです。
先日、戦後の苦難を乗り越えた
広島の方の話を聞きました。
あの日本で初めて投下された原子爆弾。
当時の日本は
いつ何が起こるかわからないという
今のコロナ過以上の
不安な毎日だったそうです。
明日、命があるか…
その様な不安な日々を多くの方が
過ごしていたのです。
「自殺なんか考える人間はいなかった。
何故なら、明日死ぬかも知れん
という恐怖には、生きたい…
早く平和になってくれ…という
その思いばかりで
自殺なんか思いもしなかった」という
その様な激動な時代だったようです。
そして8月6日…原爆の被害により
約14万人の方が亡くなられました。
草木も生えない…
その様に揶揄された広島。
被爆をされた人や
疎開で被爆を免れた多くの人は
復興に立ち上がります。
前途多難な広島の街を
多くの人が、様々な障害を乗り越え
必死に食らいついたと耳にしました。
私たちがこの広島で
いまこうして暮らせるのは
あの8月6日以降に
頑張って広島を盛り上げた
多くの先人の皆さんがいたからです。
だから今日の広島が
あるのだと思います。
今は廃業された葬儀屋さんが
被爆当時、被災したお寺さんを周り
仏具の提供や
門徒さんや檀家さんが多数死亡され
安定しない寺院経営を
側面から支えてきた…と聞きました。
その様に多くの人が
お互いに助け合い
生きることに執念を持ち
原爆で亡くなられた
多くの御霊のためにと
生きぬいて活力を与えて来られた
そう思います。
それだけに
今を生きる私たちは
どんなに辛いことや
苦しいことがあっても
逃げ出したり
死に急いではいけないと
思うのです。
戦争反対…
という声を上げるのは
当たり前です。
しかし、その前に
多くの命が自殺により
失われている現実を知ることが
大切です。
私が自殺を反対する理由は
遺された家族が悲しむことと
日本の国力の低下という
危機感があります。
この世に生まれた理由は
何かしらの役目を各自が持っています。
その役目を終えるまで
人間は生き
存在する必要があります。
自殺を決心する人が
その役目を終えたとは
決して思いません。
生きるか、死ぬか…
その瀬戸際まで生き抜く。
そして、頑張って
生への執着を持ち続けた
多くの人の努力を
無にしてはいけない…
そう思います。
それらのことを忘れず
これからの時代も
自分なりに
一石を投じていくつもりです。
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