お布施の金額を葬儀の打ち合わせや
事前相談で必ず尋ねられます。
正直言いまして
葬儀屋の私自身、悩むんです。
しかし、葬儀社が伝えないと
ご当家が直接、寺院には
聞きにくいですし
尋ねられた寺院も答えにくい…
ものです。
よって葬儀社が間に入って
相場なるものを伝えます。
たまに、あまり面識のない
寺院にあたった場合
どのくらいの金額をご当家に
伝えるべきなのか
悩むのですが
その時は直接、寺院に連絡をいれ
尋ねることにしています。
お布施とは
施しからなるものですから
「いくらです」という
我々の商売とは違うんです。
そこは多くのご当家も
そして寺院も共通の認識ですが
ある寺院の住職は
ご当家にハッキリお寺の現状を伝え
「これくらいは納めて下さい」
と言われました。
★これ書いたらお坊さんに怒られるかも
寺院にも口に出せない事情、当然あります。
葬儀とは関係ありませんが
本堂の維持管理から始まり
所属する宗旨宗派への上納金。
世間の方は
「お坊さんは立派なとこに住んで
税金も払わなくて良いのに
何で高額なお布施を包まないといけないのか」
と言われることもありますが
確かに宗教活動に対して
税金は掛かりませんが
その代わり、毎年
本山へ上納されるお金が税金以上に
大きな負担になっているのは事実です。
最近は直葬で
寺院と関わりを持たない人も増えています。
そうなると布施収入は当然減ります。
これからの時代
寺院も大変になることを予想され
原点に立ち返って布教に励む
お坊さんの原点に帰り活動される人が
増えています。
我々葬儀社は、ある意味
寺院や宗教者の方と密接な関係にあり
置かれた状況や悩みなど
檀家さんには言えない心の内を
知っています。
葬儀の打ち合わせの際に
お布施の相場を伝えると
檀家さんから「なんでそんなに…」と
とてもじゃないですが
住職に伝えることの出来ない
誹謗中傷を耳にすることもあります。
正直、辛くしんどいものです。
しかし、何とか理解してもらおうと
「この布施の中には…」と
住職が口に出せない苦悩を代行するのですが
大半の方は、納得される様子はありません。
しまいには、ここまで言いますか…という
オンパレードになるのですが
住職を目の前にされると沈黙されます。
その様なときは
正直、葬儀屋は辛いの~…と思うんです。
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