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戒名と法名はどう違うのか…
そう聞かれると…浄土真宗は法名と呼び
浄土真宗以外の宗旨が戒名と呼ぶ…
そう答えます。
すると
「なぜ…そうなのか」と聞かれます。
これまでの伝え聞いた話の
「浄土真宗は戒律が無く
他の宗旨宗派は戒律があるんです」
と問答になります。
そこで
まず戒名とは何かといものですが
受戒し仏門に入った者に授ける名。法号。法名。
とあります。
戒名も…法号…法名であるのに
という疑問が起こります。
では法名の意味は…
生きている間に三宝(仏,法、僧)に帰依し
仏弟子として生きていくことを誓い授かる名
ということです。
「なんだ…同じことか」と思われた方は多いでしょうね。
しかし、浄土真宗は
仏弟子としての名は「戒名」ではなく「法名」であります。
その理由は
「戒を守り抜くことはできない凡夫たる一切衆生は
阿弥陀如来(法蔵菩薩)の誓願によってのみ救われる」という
教義に基づいて受戒を行わないためである。とあります。
それでは戒律の意味は
仏教での生活規律なんです。
何やら問答のようになって来ましたが
仏教での生活規律とは
分かり易く言いますと
皆さんが学校で学んだ道徳と同じです。
仏教の生活規律を
曹洞宗で説明します。
十重禁戒(ここをクリックしてください)
曹洞宗の葬儀では
この十重禁戒が必ず読まれますが
人間と言うのは知らず知らずに
自分では冒していないと思っても
多くの罪を重ねているのだ…と
私自身も人生を振り返り思います。
それだけに
この十重禁戒を聞くたび…反省してます。
法名も戒名も
亡くなったから付けてもらうものでなく
本当は生前に仏弟子となった証で
菩提寺の住職さんにや浄土真宗であれば
本山の京都の本願寺で授かるのが正式と
言われます。
さて、話が変わりまして
たまに葬儀の現場でご当家から
戒名や法名の不要論…があります。
また葬儀を直葬で希望されることも…
このことについて
先日発売された、月刊致知の10月号で
愛知専門尼僧堂 堂頭 青山俊董師が
ハッとする言葉を残されていました。
以下抜粋します。
「御釈迦様が命を懸けて発見された天地宇宙の真理を
祖師方が2500年間、体得しながら私共の手元に
届けてくださった。
それを私共が決して弱めても歪めてもならんのです。
この仏法を間違いのないものとして
次の世代に伝えて行くのが私共の責任なんです。
ところが、日本の仏教界はどうかというと
坊さんと言う職業が仕事になっている。
もちろん葬式や先祖供養が悪いわけではない。
けれでも千手観音の手の二、三本が
先祖供養ならまだしも
九百本までが先祖供養で
しかも金儲けの手段になっているとしたら
これはもう宗教とは言えませんわな。
そのままにしておいたら祖師方に申し訳ない」
この言葉を読んだとき
ハッとしました。
たまに戒名料やお布施で
「どうしてそんなに支払うのですか…」と
ビックリされることがあります。
法名や戒名の意味する
仏弟子になる…
このことを多くの方に理解されることが
お金の一人歩きにならないことを願うものである。
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