葬儀屋稼業を長く続けると
よく見掛ける光景です。
人が亡くなると「相続」という問題が
発生します。
当然、どの様な家族関係であっても
「相続」というものは法律上
避けることは出来ません。
仲違いされた場合、「相続」は
どのような結果が待っているのでしょうか？
実際の現場に立ち会ったことはありませんが
私の聞くところによると
第三者が間に入られても
すんなりと解決、とはいかないようです。
実は「相続」とは
仲が良い家族であっても
可笑しな関係になることがありますから
ある意味仕方のないことです。
昔、ある人が「100円でも揉める…」と
言われたのですが
それだけに「相続」という
財産を分けるとなると
色々な問題が起こるんでしょうね。
私の場合
仕事柄、相続で揉めることはやめようと…
兄弟間で話し合いを持ちました。
そして、お互いの配偶者は一切
関知しないということを
了解で行いました。
しかし…ここに来て
ひとつの問題が起こって来ました。
それは不動産の名義変更です。
今年、国会で法制化された
「不動産の名義変更の義務化」
猶予期間は3年あるのですが
これを行わないといけなくなりました。
詳しくはこちら
さて話が逸れたのですが
親子の仲違いについて
私の個人的な思いを動画で話しています。
実は私自身も
亡くなった父親と
関係が悪かったのです。
仕事のことで
よく意見の相違がありました。
親子で仕事をしていますと
「後継者がいるから羨ましい」と
良く言われたものですが
実の親子であるから口論になり
抑えの利かないこともあり
いま考えると、もっと大人になり
負けて勝つをすれば良かったと
反省しています。
動画では
仲違いする親子や
勘当された親子関係と言うのは
本当は仲が良いのではと語りました。
ある意味、自分の気持ちをストレートに出したから
仲違いが起こったのだと思うからです。
結婚にしても
両親が許さない…ということは
よく耳にします。
昔は興信所などに依頼して
身上調査がありました。
なかでも家柄…
不思議なもので、その様なことを行って
両親が安心できても、離婚は避けれません。
この歳になって私個人が思うのは
苦労人のパートナーが一番良いです。
幼少期から何気に苦労し
人生の痛い思いを感じてきた人が
やがて孫ができ挫折を味わっても
微動だにしない大きな心で生活をしているからです。
当然、家庭の教育によることも
大きいと思います。
子供が離婚しようが
孫が片親になっても
それがどうしたん…的な
大きな心。
うちの家族は一枚岩…
少々じゃ、へこたれんよ…
その様な強さが、家族を楽しくしてくれます。
話が逸れましたが
仲違いする親子ほど
実は仲が良い親子…
私はそう思います。
もし、親子関係が修復不可能だと思われたら
私は、子供の方から親に歩み寄る姿勢が大切だと
思います。
間違っても「あのクソ親父なんかに頭を下げるもんか」
そう思う気持ちも理解できますが
それでも子供の方から勇気をもって歩み寄ることです。
親が無視しようが、何を言われようが
それは仕方のないことです。
例え、親が理不尽な対応をしていても
それは親子だから起こったことです。
親は自分が悪いと思っても
口には出さないし、謝罪もしません。
しかし、いつも心に葛藤を持ち続けているのも
事実なんだと思います。
どうしても出来ない方は
仕方ありません。
しかし、ボタンの掛け違いや
若気の至りでしたら
私は修復可能だと思います。
葬儀を見ると
修復できないままに棺桶に納まる方は
未練が残ったのかな…と思うことがあります。
口には出さないだけで
「これで良かった」と棺桶に納まる人は
皆無でしょう…
今日の話はここまで。
最後までのお付き合い
ありがとうございました。
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