皆さんこんにちは。
安芸葬祭・エキキタホール
代表の河内です。
事前相談に来られる方は
大半、医師もしくは医療関係者の方から
「もしもの準備を…」という
ニュアンスの言葉を掛けられ
葬儀社に出向かれ相談されます。
私も両親を亡くしただけに
病状の悪い宣告を受けたとき
もの凄く衝撃を受けたことを忘れません。
葬儀は、自分が葬儀社ですから
葬儀を迎える不安よりも
両親がどうなるか…
そのことの不安ばかりの毎日でした。
皆さんが
最愛の家族の余命宣告を受けた場合
医師の言葉で一喜一憂の毎日を送るのか
また、心がグレーになる日々を過ごされるのか…
私も一喜一憂するなかで
日ごとに変わる病状の変化で
病院から深夜の呼び出しが数度あったとき
心が折れそうになり
また激しい頭痛に見舞われたことを思い出します。
本当に図太い神経でないと
この瞬間の出来事を乗り切れない・・・
そう思いました。
その様な経験得て
少しばかり「死」に向き合う考えが
変わってきたのも事実です。
これは葬儀社云々は関係なく
自分と言う人間がそうのような考え方を
昔から持っていたような気がします。
一番は、「死」にどう向き合うのか。
これは医師の医学的検知と自分の心の持ち方から
向き合い方を考えました。
例えば、医師から余命など絶望的な話を聞いたとき
家族がグレーな気持ちになることで
負の連鎖が生まれ、どんどん結果は悪い方向に
流れる、ということです。
要約すると
「想念」というものです。
良いも悪いも、すべては自分の気持ちから発する…
世の中は想念からすべての身の回りで起きる
そう思っています。
次に、医師からの説明で、最悪を想定した場合
人間の心情として、わらにもすがりたい気持ちになります。
私は、すがれば良い、と思います。
そして、すがることで一時的でも気分が晴れるなら
その方が凄く精神的にも良い
というのが私の思いです。
こういうと某宗教に云々とか言う人がいますが
私は、それで気持ちが落ち着くなら良いと思います。
ただ、良いも、悪いも、自己責任で
本人が「これだ…」というものがあれば
私は外部のものが非難することはないと思います。
ご家族が亡くなった故人の棺に
「これを入れてもらえませんか…」と言われる中に
お守りやお札があります。
「これを持っていくと苦しみがなくなると言われました。
病院で痛い、痛いと本当に最後は可哀想でしたから…」
私は、その行為が痛いほどわかります。
神社やお寺での願掛け…
病気平癒、家内安全…恐らく大半の方がされると思います。
人間は、医学含め、どの様な手を施しても
最後には「死」が待っています。
であるなら、医学も大事ですが、一番は
人事を尽くして天命を待つ、方法も大切だと
多くの事前相談に来られる家族と接して思いました。
もう駄目だ…
医師からの宣告で
その「もう駄目だ」を受け入れ
やがて、親族が息を引き取り
その後の葬儀に入るとします。
時間の経過と共に
亡くなった現実の受け入れが深くなるにつけ
「あの時、もっとこうしておけば良かった…」
などの後悔と悲しみの度合いが増す方もいます。
私が申したいことは
もう駄目だ…と思うことにより
死期が早まる、ということ。
口に出さなくても
思い…と言うものは通ずる…
そのことから、ご家族の病状が悪くなっても
気持ちだけは前向きに
葬儀の時に後悔のない方法を
考えて欲しいと思います。
この動画は
余命宣告を受けて
親の死期が近づいた時の思いを語った動画です。
葬儀に入ったとき、慌てたらいけない…
その心構えを話しています。
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