先ほどから曇り空になった…
今日の葬儀では、霊柩車を運転した。
大半は、Kくんが運転するのであるが、今日は昨日Kくんと話し合って、私が運転することになった。
霊柩車の車内…たまに人に聞かれる。
「どのような会話があるのか…」
会話自体は、普通で珍しい話は何もない。
私の場合・・・出棺するとき…「それでは出棺します」
喪主様…「よろしくお願いします」
あとは、聞かれたことに答えるのみにしている。
このスタイル…タクシー運転手さんに見習った方法である。
見ず知らずの運転手さんでも、話好きの人、全く話さない人とおられるが、私がタクシーに乗車して、一番好印象だったのが、お客である私が発したことに、テキパキと答えてくれる運転手さんであった。
それが、すごく感じがよく印象に残った。
なかには、話しだしたら止まらない運転手さんも、たまに見受けるが、正直・・・苦痛である。
私も…話しだしたら止まらないが、この霊柩車に限り、自分で言うのもおかしいが無口で通している。
霊柩車に乗られる遺族の方は、それぞれ思いが違うはず…
当然、乗りたくない車の筆頭であろう。
そして…故人と同乗する霊柩車内での御遺族は、いつ降りだしてもおかしくない、いまの天気のように、曇り空のような心境なのかもしれない。