先日の朝日新聞読者投書…
夫の死後…業者から電話攻勢…
葬儀が終わるや否や…進物、仏壇、墓石などから始まり
いまでは…資産運用や畳替え…
その様な営業が行われている…
当家の方からすると、賛否両論あるのだが
どちらかと言えば迷惑…?に思われる方が多い様に
感じる…(中には…どこにして良いかわからなかったので
助かった…という意見もあるには、あるのだが・・・)
この投書をされた人は…ご主人が急逝されている。
その状況下…葬儀が行われ、その後…
この様な状況に晒されたわけだから、怒りが先立つことに
なったのではないかと思う。
また記事中…掛かってきた電話が誰ともわからず、
切れたことや、今持って…ポストにはメール便のカタログが
舞い込む状況で…怒りを増幅させ、どこにこの憤りを持って
いけばいいのか…という状況ではないかと拝察する。
業者側にも…「業者も大変とはいえ…」と、一定の理解を
示しつつも、「道徳のかけらもない商売とはまともでない」
と、言いきられている。
私も葬儀社…現在は家族葬が進行し、この様な営業は
少なくなったのだが、過去には この方のように、お叱り
を受けたこと再三あったものである。
まず…どうしてこの様な状況が起こるのか…
◆名簿業者の存在◆式場案内からの看板や葬儀場の名前で検索
などが代表的なものである。
個人情報保護法が施行されたが、法律でどのような対策を講じよう
とも、蛇の道は蛇である…業者もあの手この手を使い調べてくる。
葬儀社も加担することは ないと断言できないが、大半の葬儀社は
自社で行っていたり、指定業者があるので、お客様の機嫌を
損ねる営業スタイルを取る可能性はない…
数年前…旧知の業者に実態を聞いたところ…名簿業者の存在だった。
内要は多岐にわたり…通常退院から出産・死亡された人の名前や
住所などが、毎日指定件数分FAXされてくるとのこと。
なかには…記載漏れの人もあり、どの様な状況で情報が漏えいされて
いるのかサッパリ検討出来なかった…
(それは業者も教えてくれなかった)
今回のように気分を害される方は…後を絶たないであろう。
しかし…業者サイドも人の死には色々あるのだから、もっと配慮が
あってもいいのではなかろうか…
そうすれば、この様な仕事…一番乗りでなくても評価されると思うのだが・・・