私の中に思い出が沢山ありすぎて
何を書いたらいいか
何を言ったらいいか
わかりません

だってこないだまで元気だったのに
こないだまで次の作品の話してたじゃない‼︎
あまりに急の出来事…

こんな時期だから葬儀には行けないけど
少しでも何かしたくて
佐々部監督の事務所に行って
映画「三本木農業高校、馬術部」の共演者と共に
小さなお花を手向に行きました。



当時の助監督さんやメイクさんにも会えて
みんな悲しみは一緒なんだって
わかった
くよくよしてちゃダメだね。
まだ完全には受け入れきれて無いけれど
ゆっくりゆっくりとね



佐々部監督には数えきれない程
沢山の事を教えて頂きました。

2007年春。
まだ19歳になったばかりだった。

右も左もわからない私を
主演として迎えてくれて
演技指導はもちろん
それ以上に
役者として
人として
ちゃんとしたいい役者になれ

と教わりました。

10代最後の1年を佐々部組と駆け抜けた。
それからは
「痕跡や」
「八重子のハミング」
3作品佐々部組として出演しました。

佐々部監督の現場はいつも
活気溢れ
声が飛び交い
みんな作品を作る事に妥協せず
エネルギッシュだった
それが刺激的で心地良くて
毎回何かを学んでた。

演出はとても丁寧で分かりやすく
何より愛に溢れてた。
だから感情がいつも溢れ出た

滅茶苦茶厳しくて怖くて酒と映画が大好きで
とてつもなく優しい監督だった。

泣いてたら今にも怒られそう
「文音‼︎泣いてるんじやないよ‼︎
前向けよ‼︎
俺だってびっくりしてんだ‼︎」
って、だから
今日で涙は封印‼︎

佐々部監督‼︎
届いてますか‼︎

いきなり逝っちゃうなんて
ひどいじゃないですか
まだまだこれからだったのに
もっと話したかった‼︎
もっと叱って欲しかった‼︎
でも
早過ぎるし悔しいし残念過ぎるけど
監督から教わった事をしっかり胸に留めて
監督の演出をしっかり継承して
前向いて
監督に恥じないように
生きていきますからね‼︎

これまでもこれからも
佐々部監督は
私の映画界の父であり恩師です。

でも…

やっぱり
1度でいいから
会いたいなぁ
声聞きたいなぁ




いつも隣にいてくれた
佐々部清監督

こんな言葉じゃ足りないくらい
ありがとう
ありがとう
本当にありがとうございました。

2020.3.31
佐々部清監督永眠。

さよならは言わない
またどこかで会える気がしてるから

松方さんとも‼︎
コスモとも‼︎
佐々部監督とも‼︎


今日は佐々部さんが大好きだった
カレーを食べながら
佐々部監督の映画を見ます。

何が起こるかわからない
よく大切な人と会う時は
それが最後になるかもしれないつもりで
会いなさいなんて言うけれど
本当だ
本当だよ

当たり前は当たり前じゃないんだ

出逢えて
良かった

ずっとずっと大好きです。
文音