週明けの月曜日、今日も暑いですね。
さて、午前中は、ある病院での病床での遺言作成のお手伝い。
案の作成から約1か月。
本日が最終段階。
私も証人の一人として立ち会わせていただきました。
不安そうだった顔も、今日は終始笑顔。
その笑顔を見て正直ほっとしました。
いつもは、どことなく、
何かを秘めたような、
難しい表情が多かった遺言者。
「これで安心ですね、あとは、ゆっくりご自身の養生の時間に費やしてくださいね」
と、声をかけると、
もう一度、笑顔になって、
「ありがとう」
と、 ささやいてくれました。
家族を心配する気持ち。
それは、とうてい計り知れない莫大なものです。
自分がいなくなってからの家族のことを考えたら、
遺言書を遺しただけで、拭い切ることなんてできるはずがありません。
「遺言あれば安心です」なんて、
そのな単純なものではありません。
ただ、心配要素のうち、
ほんの一部分についてだけでも、拭い切れたかもしれません。
まだまだ「心配な要素はたっぷりあるはずなのに」
「ありがとう」と言って頂き、
本当にありがとうございます。
相続書士® 青木克博