今朝は、あるお宅へ お仏壇のお参りに行ってきました。
三年半ほど前、末期のガンで数か月の余命宣告を受けた方が、
私の事務所を訪ねて来ました。
先がないので、いろいろ準備したいと。
自分ができる精一杯をしていきたいと。
身の周りの整理整頓のこと、遺していく家族への思いや不安、希望など
いろんな話をしてくれました。
そして、すべてを私に託されて、宣告どおり、数か月で旅立たれました。
あれから3年、
土地の地籍調査の完了を待つなどして、
多少時間がかかりましたが、
故人の希望を実現する形で、すべての遺言執行とその他整理整頓が完了しました。
今朝は、故人に、その報告に行ってきました。
ご遺族の方と、2人でお仏壇に向かいながら、
当時の生前中の故人の話をしたり、
ご遺族の近況をお聞きしたり、
すべてをきれいに準備して旅だった故人を偲んできました。
お参りが終わり、外に出ると、
どんよりした冬の空の切れ目から、きれいな朝日が顔をだしていました。
相続書士® 青木克博