今回、宮島で発見したものがあります
その1は
 幸紙(さいわいかみ)
 
宝珠が描かれて
横に三つとひとつの2種類あり
火除け厄除けの為に神棚や玄関に飾るもの
 
江戸時代に大火があってそれを忘れない為に
地元の商店で売られているそうで
神社やお寺が発行するのではないそうです

 

 

なぜ発見したかというと

宮島歴史民俗資料館で見て聞いたからです

 

 

発見その2は

宮島の松明(たいまつ)

これも資料館の神棚と展示でみつけました

 

薄い割竹を男結びで巻き

中に肥松を入れるそうです

 

今は厳島神社の祭礼になっている

大晦日の鎮火祭で使われる大松明も

サイズは大きいですが同じ形に見えました

 

鎮火祭の火は家に持ち帰り

神棚に飾って火除けのお守りにします

 

鎮火祭はかつて『晦日山伏(つごもりやまぶし)』

山伏が取り仕切る町内の行事だったそうです

 

厳島神社祓殿で斎火を灯した祭壇を設け、斎主が祝詞を済ませた後、松明に火を移し御笠浜に設けた斎場の大束に火を移します。そして、大束から大松明に火を点けます。一方、宮島の町民は20~30人でかつぐ大松明から、50cm程度の小松明まで様々な大きさの松明を作り、夕方御笠浜に集合します(宮島観光協会より)

 

 

ところで資料館の企画展は

聖護院の僧道増についてでした

 

道増は近衛家の人で足利家とも遠縁になり

13代将軍足利義輝の依頼をうけ

永禄4年毛利元就と尼子義久と

永禄6年元就と大友宗麟との紛争の調停にあたり

安芸国にきてその後宮島に長く滞在したようです

 

 

資料館は旧江上家の邸で

江上家は醬油醸造で栄えた豪商

 

 

庭園はほとんど昔のままだそうです

写真ではみえませんが

淡い雪が舞っています

 

 

外観の格子戸や庇も粋な姿です

 

 

寒さもあり宮島滞在時間は3時間ほど

 

昨秋より

宮島訪問税(入島税)100円がかかるようになり

往復フェリー代は500円

 

 

駐車場も場所によって値段に差があって

700円のところを見つけました(発見その3)

 

ここから観る宮島は

今日も神々しい姿でした