如月朔日
広島県安芸郡坂町の坂八幡宮
(正式には八幡山八幡宮)
坂町というと
山から流れる小さな川沿いの斜面に
家々が立ち並んでいる感じなのですが
ここは
JR呉線の総頭踏切を渡るとすぐ左手に
まっすぐな長い参道が神社まで続き
山裾に広々した空間がありました
石段を上がると
先ほどの狛犬が立ち
円形の境内に本殿がありました
文応元年(1260)
甲斐国の次席国守であった縫部権守(ぬいのべごんのかみ)が、途中鎌倉の鶴岡八幡宮に立ち寄りご分霊をいただき海路はるばる坂に居を構え(当時坂村は三ケ浦で個数二十軒ほど)1560年頃に縫部神主の所有地の現在地に遷座
永禄4年(1561)
宮島の厳島の五代目の大鳥居の用材として
楠一本が八幡山からは切り出されたそうです
その大鳥居は毛利元就・隆元親子の寄進とのこと
(宮島の大願寺の古文書による・大願寺は厳島神社の修理造営に携わっている)
大鳥居の前の参道は長くまっすぐ
この道は古くからあったのでしょうか・・
玉垣に縫部さんの名も見えました
いい神社へお参りできました
今月も健康で幸運でありますように