昨日から寒波で
風花のような雪がちらつく広島
気温は1度です
 
昨日
厳島神社へ初詣に行きました
 
松の内は
駐車場に入ることもできないほど混んでいて
この寒さならきっと大丈夫だろうと
たくさん防寒して行きました

 

 

本殿にお参りし

一年の健康と幸運をお祈りしました

 

厳島神社の御祭神は

市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命

海の三女神です

 

佐伯鞍職(くらもと)が神鴉(ごからす)の先導のもと、御祭神と共に島の浦々を巡り社殿を建てたのは推古天皇の時代と伝わります

 

現在のような神殿になったのは平清盛の時代

 

平清盛は

1151年安芸国守

1158年太宰大弐となって日宋貿易を管理します

1168年海上交通の安全を願って

厳島神社を寝殿造りの海上社殿に造営

1169年福原に本拠地をおき

大輪田泊に南宋の商船が入港できるようにします

 

 

時々軽い雪が舞うのに

空はどんどん晴れてきて

五重塔も青空に映えていました

 

 

西の松原の先にある

清盛神社へもお参りしました

 

平清盛を顕彰する為に

昭和29年創建された神社です

 

 
ちょうど平家の時代の本を読んでいたので
記しておきます
 
平清盛 1129年12歳従五位下14歳従五位上 18歳正五位下、従四位下 19歳中務大輔 20歳肥後守 29歳安芸守(正四位下) 1156保元の乱 後白河天皇に重用され信西とも 1158太宰大弐に任命(太宰帥の次官)大宰府管理の日宋貿易の利権を握る 1159平治の乱 二条天皇を保護し正三位参議に昇進 平時子を正妻に 後白河VS二条天皇で後白河上皇側につく 権大納言 1166憲仁親王(高倉天皇)が皇太子となり東宮大夫・内大臣 1167太政大臣 長男の重盛に「山賊海賊追討の宣旨」1168厳島神社を造営 1168出家 高倉天皇即位 1169福原に本拠地 大輪田泊に南宋の商船が入港できるようにした 宋銭の輸入 武力と経済力で天皇を支える 地方の有力者は平氏の世話で売官(献金によって官位を得る)を行う(朝廷の官職を持つことが自家の格を高めたので)平氏は「地頭」という新しい荘官に地方の武士を任命 地頭になれば本所と地方武士の間に紛争が起きても平氏が守ってくれる 平重盛は右近衛大将 1177左近衛大将・内大臣 宗盛が右近衛大将しかし後白河上皇と対立 1177鹿ケ谷事件1179治承3年の政変(清盛が軍勢率いて上洛し後白河法皇を幽閉)治承4年安徳天皇即位 福原遷都の御幸 治承4年以仁王の平家打倒令旨(古代史入門事典・武光誠・東京堂出版)