広島市中区の袋町公園で
『大イノコ祭り』がありました
 
広場には
長さ13mの高い高い孟宗竹88本が
直径20mの円周上にぐるりと並び立ちます
 
中央に置かれた1.5トンの大石に
法被を着た町内の子どもたちが
ロープをかけていきます

 

 

竹の先端に結び付けられたロープを

大石に引っ張り結び

竹の張力を使いながら大石を持ち上げ

亥の子を行います

 

『亥の子』は

亥の月の最初の亥の日に行われる

無病息災や多産豊穣を祈る行事で

子どもたちが石や藁で地面に何度もつき

家々をまわるもので

 

広島の『大イノコ祭り』は

昔からある亥の子をイベント化したものです

 

 

茶道では

亥の月の最初の亥の日に

炉開きや口切りが行われますが

 

亥は陰陽五行で水にあたり

火伏になるからだそうです

 

そういうこともあり

この日は

炉やこたつの使いはじめにもなるようです

 

お茶菓子の亥の子餅も

この季節の限定品ですね