休日に
三次(みよし)へドライブしてきました
中国山地の中にある盆地で
江の川・馬洗川・西城川が三川合流し
古代には出雲の影響ある古墳が多く作られました
三次には
日子穂々出見尊(ひこほほでみのみこと)の
天降り伝説があるとブロ友さんのblogで知り
行ってみました
日子穂々出見尊(彦火火出見命)は
瓊瓊杵尊の子で山幸海幸の山幸にあたり
神武天皇の父でもあります
天降りする神は
瓊瓊杵尊や饒速日尊などがよく知られていますが
山幸の天降りは初めてです
場所は三次市神杉というところで
古墳群にも近く
馬洗川の支流芋面川を少し遡ったところ
現在はクリーンセンターができているあたりに
足留神社がありました
畦道の小道を進んで足留山の麓につきあたると
大きな説明板がありました
【「ヒコホホデミノミコト」はその昔、廻神泉水の地に天降られました。
その時、「ミコト」の烏帽子が脱げ落ちたところを今でも「ヌケヨボシ」と呼び、山頂に忽然と岩石が突起し、恰も神の烏帽子に似ているところから「烏帽子岩」と呼ばれています。
これから足留山で一泊されたので、ここに「足留神社」という社があり、「足留大明神」として祀っています。】
烏帽子岩はどこでしょうか
うーんわからず・・
伝説はまだ続きます
ここでお手を洗われた池があり、この池を「御手洗池」といい、誰一人としてこの水を汲み取る者もなく、又この岩に足を掛けるようなこともなく、今にこの二つは住民の畏敬するところです。】
県道432号線が大きくカーブする場所に
その説明板があったのですが
車を停められず写真だけ撮りました
【更に「ミコト」は廻神の「こもきゅう」という家で一泊されましたが当時のことで、杵臼の上でコモを敷いて休まれました。翌朝この家から100mばかりの所にある池で手水を使われましたが、その時その池のほとりに柳の木を逆さに挿し置き、家に帰られ申されるに「我は向こうに見える杉の本の元に鎮座するが、ここに長く居るようであれば柳は芽を出すであろう。」と。やがて柳は芽を吹き出し、この手を洗われた池を「お手水池」といってどんな大旱魃でも水は多く、しかも誰一人としてこの水を汲み取る者はなかったと言い伝えられています。】
日子穂々出見尊は
ここでは農業神に近い感じもします
神武天皇東征は安芸国に7年間逗留したとあり
出雲と交渉したという人もいます
その父もまた出雲に近いこの地で伝説を残したのでしょうか・・古墳群との関係も気になります
これは自治会館が作成されたマップで
南西が↑になっています
そして伝説の最後はというと・・
【「我は、向こうに見える杉の本の元に鎮座する」とご神勅されたところが、高杉町にある「知波夜比古神社」で、俗にいう二宮さんと呼ばれ、「日子穂々出見尊」が奉祀されています。】
ということで次は
知波夜比古神社へ向かいました