東城町にある

国登録有形文化財の三楽荘へ行きました

 

ボランティアの年配の男性が

詳しく案内してくださりました

 

呉服反物商・醤油醸造業の保澤定四郎の家で

東城町の名匠横山林太郎により

明治24年(1891)建てられました

 

角地に東を正面にして建ち、桁行18m梁間17m木造二階建。入母屋造桟瓦葺で両妻に小破風を重ねる複雑な屋根。一階は正面に出格子をたて二階は出桁造の軒まで黒漆喰で塗り込め虫籠窓を穿つ大型町家。

 

 

昭和24年曽孫の保澤洵により旅館業

以後60年間旅館「三楽荘」となりました

(現在は東城町が文化財として運営)

 

 

本館横の離れへ

池の水の反射が天井にゆらゆら・・

 

明治42年建築の接客施設

桁行13m梁間9.9m木造二階建。入母屋造桟瓦葺

 

 

お庭が素敵ですね

五品嶽城の城山が見えます

 

 

奥にお蔵や茶室もあるようです

 

 

屋久杉一枚板を砂ずりで仕上げた

牡丹唐獅子

 

 

竹に雀

 

 

付書院の床柱は黒檀

コンコンと硬くて細やかな意匠です

 

 

その欄間は吹寄花菱格子

繊細な細工の組み合わせ

 

 

さらに二階へ

 

 

旅館時代は客室だったそうで

一番の見どころは

 

 

この花形の窓

2020年大林組のカレンダーの表紙に採用されたとか

 

 

外から見るとこんな意匠です

この写真は本館二階から撮りましたが

複雑な構造の屋根ですね

 

 

これは本館入り口土間の天井です

大きな重たそうな扉は現役で

説明してくださった男性の方が

毎日上げ下ろしして閉めるそうです

 

また週に4日は地元の婦人会が

お掃除に来られるそうで隅々まで綺麗でした

 

ありがとうございました

次は東城のお祭り「お通り」についてです