北海道博物館へ行って来ました
新札幌駅からバスで15分ほど
 
北海道の歴史のおさらいです

 

 
縄文時代、続縄文時代を経て
(北海道には弥生時代はないのです)

 

 

1万数千年前から氷河期が終わり

北海道でも土器や磨製石器や弓矢を使い

狩猟漁労採集生活が行われ

2千数百年前まで続きます

 

 

クジラやイルカやクマを彫刻した

鹿の骨製スプーンはとってもかわいい

 

 

5世紀にはオホーツク文化へ
五角形六角形の竪穴住居が特徴

 

 

靺鞨文化の渤海国(698-926年)との交易が行われ、海獣の毛皮などがやりとりされました
 
本州との交易も行われてています

 

 

貼付文が特徴的なオホーツク式土器

 

 

クマ、クジラ、アザラシ、鳥獣への信仰が篤く、特にクマに特別意識あり クマをかたどったり土製品や牙骨のかわいい彫刻あり 牙製(がせい)婦人像は洋服を着た小さな西洋人形に見えました

 

 

次は擦文文化(さつもん)
擦ったような跡の土器が特徴です

 

 

7世紀-12世紀になると
本州文化の影響で縄文土器がみられなくなります
土師器に似た土器や鉄器・狩猟漁労雑穀の栽培,本州との交易で鉄の道具が入ってきます

 

 
トビニタイ土器とは
オホーツクと擦文文化の融合

 

 

次に来るのが
アイヌ文化時代
 
この名称には賛否両論あり
突然アイヌ文化が出てきたのではなく、縄文時代からいるアイヌ民族に特徴的な文化が定まったという意味らしい

 

 

15世紀

初めて地図上に記された夷島

(申叔舟『海島諸国記』)

 

 

函館市志海苔で見つかった大甕には
14世紀頃の越前焼、珠洲焼でできていて
北宋銭が9割で和同開珎も含まれていました
 
交易範囲の広さがわかります

 

 

この時期のアイヌ人は

本州から見ると

日の本、唐子、渡党と分類されていたようです

 

 

アイヌの人々の生活を描いた
蝦夷風俗十二ヶ月屏風(平沢屏山1822)

 

 

書ききれないので明日に続きます