坂出(さかいで)は
瀬戸大橋の四国側の起点なので
よく知られていると思いますが
 
県庁所在地の高松市の西隣りで
讃岐国の古代の中心地は「坂出」にあり
かつては国府や総社がありました
 
まずは県道187号線に面する
総社へ向かいました
 
『讃岐国名勝図会』に
「惣社大明神は阿野北郡林田郷松ヶ浦今は総社といふに鎮座す。御社、今は海汀とは五、六丁もへだたれど、今も御社の近きわたり深く掘りみれば貝のからなどいと多かるとて、昔は海辺なる事しるべし」(wikiより引用)とあります
 
その昔は海近くだったようです
 

 

隅々まで清められた境内で

石灯籠も多く

たくさんの氏子さんに守られているようです

 

 

摂社を囲むように大きな松林もありました

 

 

御祭神は

伊弉諾命と伊奘冉命と讃岐の神々

 

神社の後背には

雄山(おんやま)と雌山(めんやま)があり

それぞれ伊弉諾命と伊奘冉命が

天下った(降臨)伝説があるようです

 

ところで讃岐国府はここから南へ5.5kmと
国府と総社がこんなに離れているのは珍しいです
 

毎朝、国司は総社にて

国内外の神々に拝礼と聞いていますが

5.5kmの移動はたいへんだったのでは・・

 

右が雄山・左が雌山