今日の徹子の部屋は半藤末利子さん
 
作家の半藤一利さんの奥様で
夏目漱石の孫にあたります
 
後ろの着物は
漱石の襦袢だそうで
更紗の生地を縫い合わせたもので
まだ仕付け糸も残っていました
 
手前の硯も
漱石が長年使い込んでいたものとか

 

 

半藤末利子さんと半藤一利さんには

早稲田の漱石山房記念館でお会いしたことがあります

 

2017年9月オープング式典の後で

椅子にかけられておられたので

話しかけるとにっこり微笑まれました

 

当時、半藤一利さんは

呉の大和ミュージアムの名誉館長で

そのことを話題にしたのですが

周囲が忙しなくほとんど会話はできなかったものの

やさしいお方という印象でした

 

 

お二人の出会いは疎開先

一利さんは末利子さんのお兄さんと同級生で

その後、再会して結婚されました

 

 

結婚式の時の写真も披露され

ずっとお幸せなご夫婦でおられたようです

 

ところで

『猫塚』と呼ばれる石碑のエピソードを

語ってくださったので気しておきます


「家に猫が寄り付くのを鏡子夫人は嫌がっていたけれど、漱石がそんなに我が家が好きな猫なら飼ったらというので飼うことになり、ある日マッサージ師が猫の爪が黒いのに気がつき「これは福猫だ」と・・そうしたら『吾輩は猫である』がヒットするなどしたので、後に鏡子夫人は猫の為に石碑を建てた 石碑は戦災で焼けて小さくなってしまったが、それが今も漱石山房記念館の裏庭にある猫塚である」