元伊勢三社の最後は
元伊勢下宮豊受大神社へ
 
豊受大神(とようけおおかみ)は
食物の神の御饌都神(みけつかみ)で
丹後地方に多く祀られている神です
 
ここの元伊勢はもともと
天照大神と豊受大神の二神を祀っていたのを
先に天照大神、後で豊受大神が伊勢へ遷られたとあります
 
宮津にある丹後一宮の元伊勢籠宮も同じ由緒です
 
伊勢神宮によると
「豊受大神宮のご鎮座は『止由気宮儀式帳』や『豊受皇太神御鎮座本紀』によると、雄略天皇の御代に、天照大御神が天皇の夢に現れてお告げをされたことによります。その内容は「一所のみ坐せば甚苦し」ということと「大御饌も安く聞食さず坐すが故に、丹波国の比治の真名井に坐す我が御饌都神、等由気大神を、我許もが」と教え諭されたことでした。天皇は夢から目覚められて、等由気大神を丹波国からお呼びになり、度会の山田原に立派な宮殿を建て、祭祀を始められました」とあり
伊勢神宮内宮よりも500年後に下宮に鎮座されました
 
さて、元伊勢内宮より宮川に沿って
国道9号線を3.5キロほど南下した船岡山に
元伊勢下宮豊受神社がありました
 
ここには大きな鳥居がありません
石段を上がっていくと

 

 

尾根のような広がりがあり

左手に黒木鳥居がありました

元伊勢内宮と同じ古代様式の杉の皮の鳥居です

 

 

豊受大神社境内へ

 

 

伊勢の下宮と同じく

別宮の多賀宮・土宮や

 

 

月宮と風宮もあり

三十七の摂社が並びます

 

 

神明造りの本殿裏手には

元伊勢内宮と同じく龍灯の杉があり

龍灯の松もありました

 

伊勢に呼び寄せられた豊受大神は

「丹波国の比治の真名井」よりとあり

丹後国丹波郡式内社の比沼麻奈爲神社(京丹後市)とも丹後一之宮の元伊勢籠神社(宮津市)とも・・

 

今回はラッキーな出会いもあり

元伊勢三社をすべてまわることができました

さて福知山市内へ・・