広島駅の北の二葉山の麓には
社寺が集まっています
 
尾長天満宮もそのひとつ
 
901年菅原道真が太宰府に向かう途中
当時まだこのあたりは海が広がっており
着船して明星峰(尾長山)天神社にお参りして休まれたと---
 
久寿元年(1154)平清盛は
このあたりで激しい雷雨に遭うも無事であったのを
道真公の御加護と感じ『菅大臣の峰』と名付け祠を作ります
 
1355年頃安芸武田直信が
明星峰天神社と清盛が創建した祠を合祀し
天神宮として武田氏の守護神とし
 
寛永17年(1640)
京都の人で連歌の宗匠松尾甚助忠政が願主となり
天神宮を麓の現在地へ遷座し
浅野光晟はじめ歴代藩主も参拝
 
享保3年(1718)天満宮
明治5年(1872)尾長天満宮
 
そんな歴史の神社です
梅の神紋をくぐって
 
 
石段を上がり
お参りしました
 
さらに山道をあがっていくと
道真公腰掛け石があるようです(許可が必要)
 
 
高台にある境内には
紫陽花が咲いていました
 
 
こちら方向になるのかな---
ちょっと離れていますが
2004年にJR天神川駅が開業しました
 
天神川というのは
この尾長天満宮あたりが源流のようで
ほぼ暗渠になっています
 
 
ところで尾長天満宮のすぐ近くには
国前寺があります
 
二代目藩主浅野光晟の妻は
加賀前田藩の二代目藩主浅野利常の三女満姫で
(満姫の母は秀忠の次女で、満姫は徳川家光の養女として光晟に嫁す)
その満姫の菩提寺が国前寺です(日蓮宗)
 
紫陽花がほっとさせてくれる今日この頃