広島県廿日市市(はつかいちし)は
広島市の西隣りで
厳島神社のある宮島の対岸に位置します

このあたりの海岸線は
ほとんど埋め立てで
時折ぽっこり小山があるのは
島の名残と思われます

桜尾本町にある小さな丘は
『桜尾城跡』で
現在は桂公園と言います

車で上がってみると
大勲位公爵桂太郎書『桂公園碑』がありました


桂太郎といえば
内閣総理大臣の桂太郎で
山口出身のはずですが---

桜尾城の歴史を調べると

承久3年(1221)頃
厳島神主の藤原親実が築城

天文23年(1554)
毛利元就が城を攻略し桂元澄を城主とする
弘治元年(1555)
毛利元就が厳島合戦の本陣とし勝利
天正10年(1582)
毛利輝元が厳島神社の神宝を海賊衆より保護するため桜尾城内に移す
天正15年(1587)
豊臣秀吉が九州出征の途中桜尾城に着陣
大正元年(1912)
桂元澄の嫡孫である桂太郎が土地を購入し公園として寄附(廿日市市ナビより)

ということで
桜尾城は桂太郎のご先祖様のお城だったのですね

削平された平地はグランドになり
子どもたちがボール遊びしています


宮島がはっきり見えます
崖下の住宅地は古くは海でしょう

厳島合戦の緊張感が
伝わってくるようです


紅葉の残る坂道を
さぁ帰りましょう