いいお天気が続いています

広島市安佐北区狩留家(かるが)は
JR芸備線沿いで好きなドライブコースです

先日通りががると
『狩留家ミュージアム』という看板があったので
湯坂口交差点から山道へ入ってみました

進むほどに傾斜がきつく狭くなるのですが
なぜか対向車も多く
ところどころ離合する場所もあり
きれいに整備された道路が続きます

民家もあり
棚田でしょうか
石垣を組まれた田や畑が左右に広がっていて
かっこいい耕運機も見えました


2キロほど進むと道沿いに
『水車』がありました
ポンプで組み上げて回しているようです


車を降りてみると
水車の奥には小川が流れていて
この水をわざわざ引いているようです


調べると---
宝永5年(1708)油の専売統制が引かれ、広島藩は3箇所(狩留家、城下、瀬野)に藩営の油御用所を開設しました
狩留家では黒河新左衛門(大畠屋)が水車製油所を営んでいましたが、広島藩はこれを買収し、新左衛門を油方頭取役とし広くこの一帯を管轄させ、その下で御用所手伝として油絞り業が栄えました
(明治4年(1871)廃藩置県で廃止)

そんな歴史もあり、平成27年にNPO狩留家が、かつての活気ある狩留家を創造するきっかけにと水車を復元したそうです(かつての水車は山中ではなく街中にあったとか)

なるほど『狩留家ミュージアム』というのは
建物ではなく町おこしのネーミングのようです

ここで気になったことがひとつ---

道路の左右の森には段々の石垣があり、それがかなり高度が上がっても続いているのです

これは油と関係あるのでしょうか---


さて、ぐいぐいと山道をのぼり続け
何台かの対向車と離合しながら
湯坂峠へ来たら
道はするすると下りとなりました

もうあの石垣はみられません


やがて川を堰き止めた小野池が出てきました
小野池は このいけ と呼ぶようです

この先は東広島市志和です(続く)