広島県尾道市向島は
昨年の逃走犯の潜伏で
すっかり有名になってしまいました

幅約200mほどの尾道水道をはさんで
尾道市街の対岸にある島です

この向島には
『岩屋巨石』という巨石群があるのは知っていたのですが

行ってみてびっくり!!

例えば、この人工的に割られた大岩から
夏至は東側から朝日が昇り
冬至は西側から夕日が沈む
そして
千光寺、西国寺、浄土寺は尾道水道(海)の向こう側から、この岩屋山に向かって立っていると

古代にどうしてそんなことができたんでしょうか---


どうやって行ったかと言うと---
向島へは無料の向島大橋で渡り
しばらくしまなみ海道の高速道路と並走し
民家の道へ入って折り返します

すると『岩屋巨石』と書かれた紅白の旗がずらりと並ぶ坂道へ出ます(写真は進行方向と逆です)

右は徒歩道
左はすぐ上に駐車場がある車道です


駐車場は狭くて、数台置いたら回転もできないほどです
ここから先ほどの徒歩道には戻らず、『岩屋巨石』の旗に導かれて山道へ入って行きました

すぐに右上に巨石(上がりませんでした)


行く手にも巨石の道


自然の石なのか人工の石なのか
見分けがつきません


大きく道をカーブして
平たい大巨石の脇を通って坂道を上がると


わぁすごい
山頂近くにそそり立つ巨石がありました
一番最初の写真の側面にあたります


足下は狭い平地になっていて、下からの道があって、徒歩道を上がってくるとこの場所にダイレクトに来れるようです

さらに上へ踏み上がると


しまなみ海道が綺麗に見え(上が今治方向)


巨石の中は、くり抜かれたようになっていて、稲光りを表すような線や磨崖仏もありました


この右手奥に(再登場です)
一枚目の写真の巨石があったのです

岩肌には磨崖仏が彫られ
冬至の日の朝日は、ここから対岸の千光寺の御本尊に差し込むと書かれている人もいます

巨石は信仰を持って
計算されて配置されていることにとても驚きました



さらに上には、美しい観音堂があったので見とれてしまい、観音堂の左手の巨石も不思議な形(虎のような?)だったのに撮り忘れてしまいました


そして観音堂の裏手には、尾道市街の千光寺などを見るスポットがあるというのですが、木々が高くてよくわかりませんでした(場所が違うのかも)


ふたたび『岩屋巨石』の旗に導かれて
竹林の道を進み下って行くと


急に開けて
大元神社の鳥居がありました


大元神社は
HPによると---『日本を司る天照大御神を始めとする五柱の合体神「大元大御神」が、昭和39年に降臨されたことに発祥する神仏両部信仰の神社』とあります

両部神道というのは『真言系の仏教家によって説かれた神道。密教の金剛界・胎蔵界両部の中に神道を組み入れ解釈しようとする神仏習合の思想(コトバンク)』なのですが、初めてお参りしました


境内はもみじのプロペラの季節
ここは興味津々の古代ミステリーが味わえるいい場所です
是非お出かけください

※大元神社から降りて行くと、二枚目写真の場所に出ます。ぐるっと一周です。