淡水に行った翌日は、ちょっと早起きをして、国父紀念館へ。最寄駅はMRT板南線の国父紀念館です。記念館のキは、ガイドブックを見ると、紀なんですね。


 国父というのは、建国の父というか、共産党に敗れて蒋介石とともに台湾に逃れてきた国民党と中華民国の産みの親である孫文のことですね。

 この紀念館は、孫文生誕100年を記念して、7年の歳月をかけて、1972年に完成したものです。
チャッツワースの庭にて

チャッツワースの庭にて
 ワシントンのリンカーン像のように、建物正面に鎮座した孫文の像です。前には、衛兵2人がいますが、微動だにしません。この人たちは、交代しますが、その際、服装も変わっていましたよ。

 立ってからしばらくして、係の人がやってきて、服装を直します。その間も、まったく動きません。

 もし、誰かが像に近寄ったらどうすのでしょうか。制止するのでしょうか、それても勝手にしておくのでしょうか。よーし・・・・・なんて、不埒なことは思いませんでしたよ。

ちゃんとロープの外にいました。

別室には、孫文のゆかりのものとか、人生の節目節目を記録した掲示板があります。それを見ると、孫文の妻は宋慶齢だとばかり思っていましたが、宋慶齢とは、孫文が50歳の時に再婚しており、初婚は19歳の時で、相手は盧夫人という名称で書かれていました。そう言えば、原敬も50歳くらいの時に再婚していました。原敬も最後は暗殺、孫文も晩年は日本を相手に大変な時期を経験しています。何か人生が共通しているようにも思いました。


 この紀念館には、2階、3階があり、様々な政府関係者の記念品が置かれていたり、個展も開かれています。ちょうど、写真展も開かれており、すばらしい写真の数々を見ることができました。

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