女性ホルモンと聞いて、どんな働きを思い浮かべるでしょうか?
月経に関係していたり、妊娠・出産に関与していたり、ということはわかっている人も多いはずです。でも実は、生殖に関係するだけでなく、体のさまざまな部分に働きかけてくれているという。私たちにとって大切なホルモンであるエストロゲン。その働きを知ることは、女性にとって自分の体を知りましょう。

エストロゲンの基本。月経の仕組みを「きちんと」言える!?
基本の「き」だけど、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、卵巣から分泌され、月経に深く関与している。エストロゲンの分泌量が高まることで、子宮内膜は次第に厚みを増していく。これは受精した卵子を安全に子宮内にとどまらせておくための準備。ふかふかのベッドを用意していると考えると分かりやすいかもしれない。

子宮内膜が厚くなり始めた頃、エストロゲンの分泌は最大になり、脳の視床下部という部分から卵巣に「排卵せよ!」と指令が送られる。このとき、精子とタイミングよく出会えると受精となる。けれど妊娠しなかった場合は、卵子をとどめておくベッドは必要なくなるため、子宮内膜は剥がれ落ちる。これが、ほぼ毎月やってくる月経だ。
「排卵や月経を起こすことはエストロゲンの最も大きな仕事です。でも、そればかりではありません。これもご存じの方が多いと思いますが、肌や髪をいい状態に保つ働きももっています。肌の調子がいいと感じるときは、エストロゲンの分泌が多いときです。排卵後エストロゲンの分泌が低下すると、肌が脂っぽくなったり、吹き出物ができたりと肌の状態が悪くなる人も少なくありません。

骨の形成にもエストロゲンは関与しています。骨は日々作り替えられていて、1日に全身の約7%は新しくメンテナンスされ作り変わっています。骨を壊す細胞のことを破骨細胞(はこつさいぼう)といいますが、エストロゲンはこの破骨細胞が働きすぎないように抑制する働きをもっています。閉経後、女性に骨粗しょう症が増えるのは、エストロゲンの分泌が低下し、破骨細胞を抑える力が弱まって、骨が次第に失われていくことが原因と言われています
コレステロールが下がるのは、エストロゲンが関係した!?

エストロゲンの働きのひとつに、コレステロール値を下げる働きがある。これは、エストロゲンの仕組みを知ると、理にかなっていると高尾先生はいう。
「コレステロールは、エストロゲンの原料なんです。コレステロールがないとエストロゲンはつくれません。そして、このコレステロールは脂肪からできています。極端なダイエットで減量したり、ハードな運動で体脂肪を極端に落としてしまうと、脂肪からコレステロールが作られず、さらにエストロゲンも形成されなくなってしまうと考えると分りやすいです。

体脂肪を極端に落としすぎて月経が停止した状態は、実はエストロゲンがきちんと作られてないですよ、というサインなんです。適度な脂肪は女性には必須。ただし閉経後は、エストロゲンを作る必要がなくなるので、コレステロール値が徐々に高くなっていきます。そのため、食生活など生活習慣の見直しが必要になってきます」
しかしその一方で、こんなメリットも。エストロゲンがコレステロール値を下げる働きから、女性は男性に比べて血管の状態が良いとも言われている。

「コレステロール値が高いと、血管内に油の塊のプラークが付着し、血管を細くしてしまいます。これを動脈硬化といい、血圧が高くなり、次第に血管も固くなってきます。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞といった病気の引き金になります。こういった病気も女性の場合、閉経前は男性よりも罹患率は低くなっています。これもエストロゲンの恩恵ともいえるのです。コレステロール値が閉経後に上がっていくのと同じように、閉経後は急激に罹患率が上がるので、その世代の人は注意が必要ですね」
体だけじゃなく、気持ちも。自律神経のバランスにも深く関与

月経前になると、急にイライラしたり、気分が落ち込むという人も。また閉経後、更年期になると、なんとなくうつっぽくなって気分がすっきりしないという声も多く耳にする。
「エストロゲンの分泌の指令は、脳の視床下部という部位で行われます。この部分は自律神経とも深く関与しています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、これがバランスをとって体の調子を整えています。ところがエストロゲンの働きが低下すると、自律神経のバランスが乱れてしまい、眠れない、発汗が止まらない、肩がこる、頭痛がする、めまい、気分が上がらない、といった身体症状が現れてしまうわけです。
症状は人それぞれで100人いれば100通りなので一概には言えませんが、まさに更年期に現れるのもこのような症状です。体のためはもちろん、心を健やかに保つためにもエストロゲンはとても大切なホルモンなのです。
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