蝶形骨(ちょうけいこつ)とは目と鼻の奥にある骨のことをさします。
こめかみがちょうど蝶形骨の両端になります。
蝶形骨の上には脳下垂体があります。
脳下垂体は
- 成長ホルモン
- 甲状腺刺激ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン
- 性腺刺激ホルモン
さまざまなホルモンをつくりだす重要な器官なのです。
上の一覧を見てわかる通り、刺激ホルモンというものが脳下垂体では多く作られます。これは「各種臓器がホルモンを出すように指令を送るホルモン」が脳下垂体で作られているからなのです。
たとえば、甲状腺刺激ホルモンが脳下垂体でつくられると”のど”のあたりにある甲状腺でトリヨードサイロニン(T3)・サイロキシン(T4)が実際につくられていきます。
このように、それぞれの臓器が勝手にホルモンを作っているわけではなく脳下垂体からの指令にしたがってホルモンは作られていきます。
これを知ると脳下垂体の持つ重要なはたらきがよくわかるんじゃないでしょうか。
人間の最大の特徴で武器でもあるのが”脳”です。
その脳は考えて行動するという「外界へ対処する働き」だけでなく、こうした「体内をコントロール」する機能も持ち合わせているのです。
この蝶形骨をあやつることは
下垂体をあやつり
ホルモンをあやつり
天才を作り出すといわれる…
