Τが言った一言…。
Τ「どっか独りで家借りるとかは?」
私「そんなん絶対無理やって!仕事もしてないし、ウチ16歳やで?!借りれる訳ないやん…とゆうよりお金もないし」
Τ「お金ならちょっとなら貸せるで!少しなら貯金あるから。どっか借りれるとこ探してみようや!お金の事なら返せる時に返してくれたらいいから!」
あまりにも無謀な挑戦でした。私たちは当時16歳。社会の常識なんて知りもしないくせに、無茶な事を考えていました。でも、Τの言うように探してみないと分からない。探せばきっとある!そう思い、翌日から地元周辺の入居者募集の張り紙を見て周ったのです。もちろんD君は何も知りませんでした…
迷惑をかけたくなかったし、反対される事も分かっていたから。ある日、やっぱりウチなんかに借りれるような家なんてないわ…とブルーになりながらチャリんこでブラブラしていた時、「空室あります」と書いたアパートを発見した私。それは今まで探してきたアパートやマンションと違い、かなり古びた汚いアパート。しかも手書きで書かれた「空室あり」。
私(何これ…めっちゃ汚いなぁ。ちょっと開けて中を見てみよう…)
木造の入口がボロい扉になっていて、扉を開けるといくつかの部屋があるといった二階建てのアパートでした。お年寄りばかりが住んでいそうな、お風呂もなく、トイレは全部屋共同の文化アパートでした。
とにかくどこでもいいから、家を借りなければ…という状況だったので、ボロかろうと、汚いだろうとどうでも良かったのです。とりあえず「空室あり」と書いてある家主の連絡先にダメもとで電話をしてみたのです
私「もしもし、あの…空室ありの紙を見て」
家主「はいはい、H町のK荘の事ですね?!」声を聞いた感じでは、大分と歳をとってはるような感じでした。しかも少し耳が遠い感じで。
私「そうです、家賃とか詳しく聞きたいんですけど」
家「おたくさん、随分と声が若いようですケドも、おいくつですの?」
18歳以上でなければ家借りれないと分かっていた私は、
私「18歳です。仕事はまだこれからアルバイトを探すところで、親の仕送りで生活をしてるんです」と計画していた作り話をした私
家「学生さんでっか?」
私「はい…そうです」家主は特に疑う様子もありませんでした。とりあえず会って詳しく…とゆう事になり、とにかく急いでいたので翌日会う約束をしました。Tにも話をし、一緒に立ち会ってもらう事に。翌日…
(続)