試作で作ったキャンドルがあります。
作っている途中では、
こんなふうになるとは思っていませんでした。
出来上がってみたら、
思っていた以上のものができあがって。
そして、
灯してみたら、
また全然違う顔を見せてくれました。
制作している途中。
出来上がったとき。
そして、火を灯したとき。
同じひとつのものなのに、
そのたびに表情が変わって、
見えてくるものも変わっていく。
灯してみたとき。
内側から赤く
光が浮かび上がりました。
その姿を見ていたら、
「暁」
という言葉が浮かびました。
暁は、
太陽が昇る前の、まだ暗い時間。
夜は終わりかけているけれど、
まだ朝の景色は見えていない。
これから光が差し込んでくる、
その手前。
なんだか
今回の制作も、
そんな感じだったなと思います。
作っている途中では、
完成した姿を知らなかった。
出来上がったときには、
灯した姿を知らなかった。
渦中にいるときには、
その次に何が起こるのか、分からない。
そのときには
まだ見えていないだけで、
その先には、
知らない展開がある。
今回のキャンドルは、
制作している途中も、
出来上がってからも、
灯してからも、
少しずつ表情を変えながら、
私が思いもしなかった姿を見せてくれました。
そう思ったら、
次に灯したときには、
またどんな表情を見せてくれるんだろう。
この先、
何が起こってくるんだろう。
そんなことまで
楽しみになりました。
キャンドルは、
いつも違う表情を見せてくれます。
作って終わりではなくて、
灯して、
溶けて、
形を変えていく。
その時間の中にも、
まだ知らない景色がある。
このキャンドルから、
私はたくさんのことを知った気がします。
灯り No.15|AKATSUKI
暁。
暮らしに、そっと灯りを。
atelier kiki
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見えない世界が、滲む暮らし。
見えないものが、暮らしをやさしく照らしていく。
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そのもう少し奥に、kikiの裏庭があります。
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