母はよく、自分の葬儀を「こうして欲しい」「ああして欲しい」と言う。


もちろん、残される側としてはそれはありがたいのだが、その希望があまりにもメルヘンすぎてそんなやり方本当にあるの?と疑ってしまう。

(ざっくり言うと散骨、だが撒く場所がとんでもねぇ場所なのだ)


生前予約してある葬儀屋に実際にあるプランらしいのだが、その葬儀屋だって利益が出ないと判断したらそのプランは廃止になるわけだし、葬儀屋自体なくなる可能性もある。


それに、母が望んでいるプラン通りに葬儀を行ったらお墓はいらなくなるのだ。


お墓には祖父母と父の兄弟、父のお骨が入っている。


母は「お父さんと一緒に撒いて欲しい」と言っている。


そもそも、納骨したものを取り出すことは可能なのだろうか。


それに、残ったお骨はどうするのか。


「墓じまいすればいいじゃない」


と、母は簡単に言う。


え、誰がやるの?


費用は誰が払うの?


言うのは簡単だし、希望を語るのは自由だ。


だが、そこに至るまでの過程を考えて欲しい。


「やるなら、お母さんが元気でしっかりしてるうちがいい」


厳しいようだが、私ははっきりと言った。


当然、お寺側からしたら檀家を失うわけだから墓じまいに賛成ではないだろう。


でも、どこかで関係を断ち切ることも必要だと思う。


家を継ぐ、墓を継ぐ、もちろん大切なことかもしれない。


だけどそれは人から言われて仕方なくやるものではない。


自分の意思が最優先だ。


私は自分の実家もそうだが、旦那の実家のあれこれ話継ぐつもりはない。


息子たちに負担させたくないから。


息子たちの人生に、もうこの世にはいない人たちの何かを巻き込ませたくない。


それが理由かな。


立派な葬式をあげて欲しい、豪華な墓を建てて欲しい、それらは全て生きている時の欲望でしかない。


亡くなったらどうなるのか誰にも分からないし、実際希望通りにしてもらえるとも限らない。


全て、残された人の気持ちである。


だから、私は自分が亡くなった後は息子たちの好きなようにして欲しいと思っている。


お金のかからない、負担の少ない方法で。


もちろん、母のメルヘン葬儀を馬鹿にしてるつもりはない。


だが、亡くなった時のことを考えるのではなく、とりあえず今を考えて人生を送ることの方が大切だと思うのだ。


メルヘン葬儀プラン、いくらするんだろうか。


故に、その資金を含んだ準備をしっかりとしていただきたい。

(本音)


私自身も息子たちに残してやれるものはないから、せめて最低の葬儀代だけでも貯めておかねばな。


今を考え、全力で生きるのみだ。


では、また👋