月曜日
パンに生えた黴が午後の胞子を飛ばす頃、
双子の仔猫は月曜のゴミ袋を見限って、
空になったゴミ棄て場を後にする。
母猫は、五日前から姿を見せない。
春だから、どこかの雄と蒸発した。
春だから、彼等はとても、自由だ。
憂鬱が飛沫感染するような時代になり、
月曜の火葬場は三年先まで予約済みで、
行列に並んでまで焼かれたがる人々は、
人気のラーメン店に並ぶときのように、
何かが空腹で、何かが空腹のようで、
終止符の匂いを敏感に嗅ぎつける。
その匂いは、何かの空腹を満たすように、
彼等の嗅覚を刺激しているらしく、
列は、静かに増長し続けているようだ。
双子の仔猫は月曜のゴミ袋を見限って、
空になったゴミ棄て場を後にする。
母猫は、五日前から姿を見せない。
春だから、どこかの雄と蒸発した。
春だから、彼等はとても、自由だ。
憂鬱が飛沫感染するような時代になり、
月曜の火葬場は三年先まで予約済みで、
行列に並んでまで焼かれたがる人々は、
人気のラーメン店に並ぶときのように、
何かが空腹で、何かが空腹のようで、
終止符の匂いを敏感に嗅ぎつける。
その匂いは、何かの空腹を満たすように、
彼等の嗅覚を刺激しているらしく、
列は、静かに増長し続けているようだ。