陽炎を見た事があるでしょか?私は陽炎を見ると目眩に似た不思議な感覚を覚えるのです。
熱さとは対極であるはずの水面の様な揺めきに落ちてしまいそうな錯覚に。
大聖摩利支尊天はその陽炎を神格化したとされます。
陽炎の様に目には見えなくても、常に身近にいて
月と太陽に先立って進み、障害を除く戦勝の神として戦の際には鎧の中に忍ばせていたそうです。
その捉えられない光や陽炎の性質から姿が見えない隠形の力を持つとされており、この力が呪いや悪意といった見えない攻撃から身を守ることに繋がるとされているそうです。
朝のホームの列に並びながら、近くから聞こえる咳の声に不快感と不安をかんじる。
「オン マリシエイ ソワカ」
私は小さく呟いた。
私は気が小さいのだ、幼い頃から母の後にかくれ、意地の悪い事を言ったり、乱暴な行動をする同年代から逃げていた。
「あっーかわいい」
加工によってスッキリした卵型の顔に艶やかに溢れる髪、大きな瞳になった自分が嬉しくて。
「これが本当の私の姿だわ、引き寄せよ引き寄せ」
妄想の世界に浸りながら、経年変化によって滲み汚れのある寝台が軋む。
鏡を手に持ち加工より小さな目にうつる顔を少しでも満足いくように角度を変える。
「お母さん、今日少し遅くなるね、ミューティングがあるの」
返事を待つが何も聞こえない
「お母さーん!聞こえてる?遅くなるよー」
「聞こえたー」母の返事を確認して、玄関をでる。
駅までは10分とかからない、厚底ブーツを履こうと思ったけどなんとなくスニーカーを履いてしまった。ミルキーの香水を一振りしようとしたけど戻ろか迷っているあいだに改札にむけて歩みが止まらない、鞄にいれたら良かった。
取りに戻る時間もないし、めんどくさい。
私はいつもこうだ。
人で溢れる朝のホームは少し怖い、人に押し出されたら転落防止柵のないホームから転落したらどうしようと。
私はいつもの車両に乗るべく列に並ぶ
「オン マリシエイ ソワカ」
トラブルに巻き込まれないように、輩に絡まれない様に、目立ちません様に。
御真言を唱え続ける。
私は気が小さい、本当に人混みが怖いのだ。
「お疲れ様でした!」声が大きくならない様に気をつけながら、しっかり笑顔を作って「!」を語尾に付けて扉を開ける。
古さの目立つビルの共同トイレに入り一つしかない鏡が空いていて嬉しくなる。
ふーっと息を吐き、鞄から洗口液を取り出し口に含む、奮発して買ったクロム加工のブラシで髪を梳く、サラサラになる髪を嬉しく感じながら洗口液を吐き出す。
手のひらに水を溜めて洗口液の痕跡をながしついでに紙石鹸で手を洗う。
ピンクモカのリップを唇に差し、その上からリッププランパーを塗る。
「下瞼はデパートの化粧室で直そう」少し声が上擦っている。
職場のビルを出ると西陽が少し落ち着き、涼しさが漂う夜の気配が心地いい。
デパートを出たところでスマホを確認する
「到着しました、部屋に入ったら連絡します!
ドキドキします緊張するけど楽しみです」
私は自然に口角が上がり、飛び跳ねたくなる
一気に足取りが軽くなる。
走りたい気持ちを抑えながら返信する。
「私も楽しみですー、今日は吸い尽くしますね!」
と返信する。
私は裏路地の暗がりに浮き足だった歩みを進める。
自動ドアを入りフロントに声をかける。
「7番に待ち合わせです」
返事と同時になれた足取りで7番のプレートの扉を3回
ノックする
「はい」中で待っていたのはまだ幼さを残す大学生にみえる男の子が緊張した顔で迎え入れてくれた
私は口の中で唾液が溢れるのかんじながら会釈した「こんばんは、今日はわざわざきてくれてありがとうございます、和むリップです。
今日はよろしくお願いします」
ふざけた様なアカウントネームで自己紹介をする
。
男の子の呼吸が早くなるのを感じる、それと同時に体温が上がるのがわかる。
「僕のほうこそ今日は、よろしくお願いします、やべぇすごい緊張します。」
私で大丈夫と言う事だろう
「かっこいい人で良かった、じゃあ軽く挨拶しますね、ベッドに腰を下ろして顔を近づける、湿り気を帯びた熱気が布越しから感じる、「はぁー、、はぁーっ」息遣いの荒さを隠さない声が嬉しくてたまらない「見てもいいですかぁー」両方で抑えながら聞くと硬くて重い感触がファスナー越しに強くなる。
「はぁー恥ずかしいです」
「え〜かわいいです、自分で見せて下さい」
勢いよくベルトが外されて、ファスナーが下ろされる。
一気に熱気と男性の匂いが顔全体を包む。
「えーすごいー、舐めていいの」
舌をギリギリまで近づけてながら聞く
「エロいエロい、恥ずかしいです」
「いいの?」
「はい、はいっエロい」
「じゃあ、舐めて下さいって言ってみて下さい、だめですか?」
「えっ、はいっ舐めて下さい、舐めて下さいお願いします」
舌先で充分に硬くたちあがって脈打つ先にしたコネ回す様に掻き回す。
包皮はややぬるくて、包皮の中はより熱い
残尿と生臭さが口の中鼻の中につたわり
喜びが脊髄を刺激する。
包皮が完全に剥けきり先から熱くて甘くて塩の味のする蜜が溢れる。
一気に口にいれ舌先から喉奥に迎え入れて口全体で扱きあげる、一気に射精する。
3回の射精を口で受け入れてから強く抱かれた。
「やばいです和むさん」
「また立っちゃいました」
「今度は腰振りたいです、いいですか?」
断れる訳がない。
男の子の泣き声に似た喘ぎをききながら、鍛えられた腹筋を両手で触れながら道具にされる喜びで頭から脊髄が痺れで震えて溢れる。
熱い塊に抱かれながら、若い男の子に対して後ろめたさを抱きながら、家族や少ない友人に
知られませんようにと祈る。
「おん・・・」呟きかけて心の中で唱える
喜びで震えながら。
レンタルルームを出ると火照った肌に夜風が気持ちよくて、また「ふーっ」と息をはく。
余韻が心地よくて満足でこのまま電車で眠りにら落ちたい。