総合病院の待合室はお年寄りばかりな中で、私の座る一画はそな中で独特のグッタリとしたような、妙に覚醒したような、グレーだけど不快な黄色の様な不思議な空気感のなか、私は母親の隣でぼっとしていた。
目だけで斜め前をみると同じ様に母親らしき人に付き添われて居るであろうか?顔は見えないがグレーのスエットで項を出して俯く女。
更に正面を一列挟んだ前には黒ずくめで鮮やかな赤いショートヘアのロックテイストの女がいる。顔にピアスしているだろうなと思っていると、案の定。唇の端と鼻と眉毛にピアスをしていた。
「お母さん、ありがとうね、ついて来てくれて」
「別に気にする事ないわよ」
「待ちそうだね」
「心療内科の人、何となくわかるね」
私も外からみたらそうなのか、今はなんともおもわない。
ここから、私は心療内科、精神科と長く付き合って行く事になる。