【息子のつなぎ姿】


三枝理枝子さんの心に響く言葉より…


八丈島からの便で、搭乗したのは、YS11というプロペラ機でした。

その日は天候が悪く、機体もかなり揺れました。

思い返すとなんでこんな時に、と思うのですが、私は首にしていたペンダントを外し、汗を拭き取り始めました。

そのとたん、機体が大きく揺れ、手に握りしめていたペンダントを座席の間に落としてしまいました。

すぐに探したのですが、見当たりません。


その姿に気づいて、CAさんが

「何かお探しですか?」と声をかけてくれました。

「実はペンダントが落ちてしまって…」

特徴を説明すると、隣の席の年配の方も、後ろの座席のダイビング帰りらしき真っ黒に日焼けした若者たちも、下を向いて探し始めてくださいました。

しかし、まったく見つかりません。

たった今、それも機内で落としたのですから、なくなるはずないのに…。


焦る私に、CAさんが、

「ご心配だと思いますが、到着してから必ずお探しいたしますのでご安心ください」

と力強い言葉をかけてくださいました。

ずっと探し続けてくださった周りの方にもお礼を言って、不安ながらも羽田到着を待つことにしました。


着陸後、全乗客が降りるなり、連絡をしてくださっていたのでしょう。

整備士の方々が乗り込んで来ました。

再度、どんな風になくしてしまったかを説明すると、座席近くを丹念に探してくださいました。

ところが、やはり出てきません。


「動かすしかないな」

リーダーと思われる人のそのひと声で、座席の分解が始まりました。

座席を外すことがどんなに大変なことか、十分理解していました。

それでも、私には、「もう、いいです」のひと言が、どうしても言えませんでした。


ネジを外し終え、座席シートを外したとたん、ペンダントが見つかりました。

「どうしてこんなところに」と思うくらい狭い座席と座席の間でした。

「ありがとうごあいます。ご迷惑をおかけしました」

そう言いたかったのですが、受け取ったとたん、涙がぼろぼろ溢れ出てきてしまい、言葉になりません。


「実は昨年の春、息子が八丈島に旅行中、友達の運転する車の助手席に乗っていて、交通事故に遭って死んでしまったのです。

就職も決まった、卒業旅行でのことでした。

一年経ちましたが、息子の死が受け入れられないままでいます。

このペンダントは、息子の形見で、だからどうしても探し出したくて…。

皆さんには大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが、もしかしたら、息子が私に何か伝えたくて、こんなことをしたのかもしれません。

皆さんが作業をされている姿を見ているうちに、なんだかそんな気がしました。

息子は私と同じように技術職でした。

車の会社ですが、あのまま生きていたら、きっと、皆さんのようにつなぎを着て活躍していたことでしょう。

私が息子のつなぎ姿を見るのを、とても楽しみにしていたのに気づいて、皆さんのつなぎ姿をみせようと、今日、引き合わせてくれたのかもしれません」


「そうでしたか」

いつの間にか、整備士さんとCAさんだけでなく、機長さん、副操縦士さんまでが私の傍に来て、心配そうに取り囲んでくれていました。

CAさんの何人かは涙くんでいます。


「元気になってください。息子さんもそう願っているはずです」

同年代であろう機長さんが声をかけてくださいました。


「また、ぜひご搭乗ください。

一生懸命整備して、お待ちしていますから」

目を見て力強く言ってくれた先ほどの若い整備士さんに息子の顔が重なって…。

『空の上で本当にあった心温まる物語 2』あさ出版



「無上意(むじょうい)」という言葉がある。

これ以上ない行動や、行為のことだ。

人は、無上意のサービスを受けたとき、うれしさを通りこし、感極まって涙さえ流れることがある。


無上意のサービスは、損得や利害を超えた行為。

理由も聞かず、ただ人のために、ただ人の喜ぶ姿をみたいから、という無償の行為は人の心を打つ。


どんなときにも、人の痛みがわかり、人の喜びのために尽くせる、無上意の人を目指したい。





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【人の心に灯をともす】 より

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【プロの商人は知らないふりができる】


斎藤一人さんの心に響く言葉より…


うちの特約店の人で、波動とかが好きな人がいるんですよ。

良い波動の上にお水を乗せると、お水の味が変わって、とかって言うんだよ。

そんなときは「それ、人前で言うなよ」って言うんですよ。

それ言っているだけで、変人だと思われるから。


それ、合っているんですよ。

合っているけれど、商人は大多数の意見を言うもんだよ。

少人数派の意見を言っちゃいけないの。

知ってればいいだけなんだよ。


知ってることを全部言えばいいんじゃないんだよ。

知ってることは、知らないふりするの。

で、どうしても言いたいときは、「昨日、テレビで見たんだけどさ」とか。

「否定的なことを言うと、水の味変わっちゃうんですよね」って。


テレビでやる10年前から知っていても、「僕は知っていたんですよ」って言っちゃいけないの。

とくに、商人は、そういうしゃしゃり出たことをしてはいけないんです。

そうすれば穏便なの。


商人はお客さまに物を買っていただくの。

誠実な人だなと思ってもらえればいいんだよ。

商人から、いちいちものを教わりたい、と思っている人は少ないんだよ。


お客さんていうのは、つねにそうなんだけど、自分が一番偉くなりたいんだよ。

それを物を買ったほかに、「あんたより、あたしのほうが偉いんだよ」ってツラされて、おもしろいわけがないんだよ。


会社の上役だってそうなんだよ。

自分が一番物知りのような顔していたいんだよ。

それなのに「ツイてるって言うといいですよ」とか言われると、ムカっとするんだよ。

むやみやたらに敵を作らない。

敵を作ったって、いいことないんだから。


相手だって長く生きてて自信持ってるんだから、そっとしておけばそれでいいの。

最終的には、人のプライドを傷つけない愛情ですよ。

『人生が全部うまくいく話』三笠書房



誰に対しても自分の知っていることを、教えたり、しゃべりたくてウズウズしている人がいる。

買いに行ったお店で、誰も教えてくれと言ってないのに、知りたくもないことを勝手に長々と教えられたりしたら、誰でも不愉快になる。

これは、近所の人でも、同級生でも、先輩でも後輩でも、みんな同じこと。

人は、自分のプライドを傷つけられるのを嫌うからだ。


特に、スピリチュアル系のことに関しては、一人さんはこういっている。

「崖から身を乗り出すとき、3割くらいまでなら、下には落ちない。

でも、それ以上身を乗り出したら、崖の下にまっさかさまに落ちてしまう」

つまり、スピリチュアルな話も、それくらいにしておきなさい、という教えだ。


商人は、お客様を喜ばせることが最大の使命。

それなのに、喜ばせないで、敵を作ってしまっては、いいことは一つもない。


「どんなに知っていることでも、プロの商人なら知らないふりができる」

しゃしゃり出ないで自分を抑え、お客様を喜ばせることができる真の商人でありたい。




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【人の心に灯をともす】より

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醍醐千里 さんの詩に深く感銘を受けましたので紹介させて頂きます



「魂の約束」       


私たちは生まれるとき、神様から魂をいただきました。
みんなその魂を、自分の真ん中においています。


魂は磨けば磨くほど光ります。



漢字の練習を一生懸命しました。
魂は昨日より光ります。


電車でおじいさんに席をゆずりました。
魂は昨日より光ります。


弟におやつをあげました。
魂は昨日より光ります。


今日はごめんねが言えました。
魂は昨日より光ります。


あの人にありがとうが言えました。
魂は昨日より光ります。


努力をしたり、誰かや何かに優しくすることは
魂を磨きます。



けれど
努力をしたり、優しくすることだけではなく、
楽しいこと、うれしいことも、
魂を光らせることが分かりました。


友だちと楽しく大笑い。
魂は昨日より光ります。


誕生日のプレゼント。
魂は昨日より光ります。


楽しいことやうれしいことも魂を磨くと知って、
私はなんだかホッとしました。



ある日、そうじをさぼって友だちと遊びました。
友だちと楽しく大笑い。
けれどその日、自分の中の魂を見て驚きました。


あんなに楽しく笑ったあとだったのに、
魂は、光るどころかくもっているのです。



ある日、友だちからネックレスをもらいました。
お店から盗ってきたネックレスだと言います。
ほしかったものなので、
よく考えもせずにそれを受け取りました。

  
その夜、魂を見てみたら、その日もまた魂は、
昨日よりくもっていました。



ある日、一人が言いました。


ねぇ、あの子、はぶかない?
あっという間に、その子はひとりぼっちになりました。
私は、その子をひとりぼっちにさせる側にいました。
その輪の中で私には、急に仲間が増えました。
新しくできた仲間とともに、
おもしろおかしく過ごしました。


そんな日々を送る中、
私は久し振りに、自分の中の魂を見てみました。


私の魂は真っ黒になっていました。
私は、自分の魂の色を見て、
とてもおそろしくなりました。


楽しいこと、うれしいことの中にも、
魂をくもらせること、
魂を濁らせることもあると分かりました。



楽しいこと、うれしいことには、
2種類あると分かったので、
これからは、
気をつけていかなければならないと思いました。


     *


毎日魂を磨き、
毎日魂の様子を見ているうちに、
私は不思議なことに気がつきました。



磨いたつもりのない日でも、
魂の輝きが、増して いるときがあるのです。


そういう日の一日を振り返ってみると、
その日は、きれいな花を見たり、美しい夕焼けを見たり、
そういう日だったことが分かってきました。


映画を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたり。


そういうことでも魂を、磨くことができるのです。


楽しいことやうれしいこと、
目にした景色や、聞こえてくるメロディ、あたたかな言葉。
その日その日のなんでもないことも、
私の魂を磨き続けてくれたのです。



     *


できるだけ魂を光らせようと、毎日を送っていましたが、
ある日、私は少しだけ疲れてしまいました。


夢の中で私は、神様に会いました。


夢の中で私は、神様に聞いてみました。


神様、私はいつまで魂を磨けばいいのですか。
私の魂は、いつ完璧に美しくなるのですか。


神様は言いました。


あなたは、あなたの最後のひと呼吸まで、
魂を磨き続けなさい。
みんなその約束をして、地上に生まれているのですよ。


でも、神様、磨き終わらないうちに、
最後のひと呼吸がきたら、
どうすればよいのですか。


心配しなくて大丈夫。
あなたの魂は、最後のひと呼吸のとき、
必ず、最高の光を放ちます。


神様、私にはその自信がないのです。


あなたは、毎日魂を磨いています。
だから大丈夫。
最後のひと呼吸のとき、
魂はそれまでで一番美しい姿を見せてくれます。
何も心配いりませんよ。
あなたの魂は毎日、昨日より輝きを増しているのです。

ときどき、自分の魂を、離れたところから見てごらんなさい。
あなたの魂があなたの体を越えて、
まわりに光を与えていることにも、
気づくことができるでしょう。
このごろでは、あなたの魂の輝きで、
道を明るくする人も増えてきました。


さぁ、戻って、魂を磨いてきなさい。
毎日を楽しくうれしく感謝の気持ちで送るのですよ。
そうするとあなたの魂は、キラキラと光を強くしていきます。


あなたがここに来るのは、まだまだずっとずっと先。
あなたの人生を、楽しんでいらっしゃい。


あなたがどんなに素晴らしい魂を持って、ここに帰ってくるか、
私はそれを楽しみにしています。



     *



目が覚めた私は、
それまで気づかなかったことに気づきました。

昨日より今日。
今日より明日。


私の魂は輝きを増し続け、毎日新しく生まれ変わります。
そして必ず、その日の魂が1番光る魂。


少しの努力、優しい気持ち、
そして
うれしいこと、楽しいこと。
日々の中に散りばめられた美しいもの。



神様との約束を思い出したので、
私は、なんにも心配しないで、
毎日を送っていくことができそうです。


なんにも心配しなくても、
私の魂は、昨日より光ります。


光り続けます。          (完)



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葉祥明 氏

絵本作家の言葉を紹介させて頂きます

心に響きました♪

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【自分に恋しなさい】


自分を嫌ってはいけません。

自分を敬いなさい。

自分に恋しなさい!


そして、自分自身に最高の人生をプレゼントしなさい。


あなたはそれだけの価値あるそんざいです。


あなたの身体、

あなたのいのち、

あなたの心、

あなたの自由、

あなたの人生、

あなたの時間を、

安易に売り渡してはいけません。




【子供心】


「子供心」を忘れないように!

何故なら、そこには、この世に汚される前の本当のあなたがひそんでいるから。


「子供心」を忘れて、「大人」になっていくことが成長ではなく、

むしろ、「子供心」を思い出すことこそ、

真の成長なのだから。


「子供の心」を持った「大人」こそ祝福された者だ!


真に、生きることを楽しむ者だ!
                        

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「幸福を生きる」

葉 祥明 著
ビジネス社

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どこのどなたか存じませんが】


小林正観さんの心に響く言葉より…


夫婦ゲンカをする人は、これは自分の妻だ、これは自分の夫だ、という誤解をしています。

その人は自分の身内で家族であるから、何をいってもいいと思っているのです。


でも、仮に隣のおじさんが毎月給料を運んでくれていると思ったら、文句を言ったりしないでしょう。

「どこのどなたか存じませんが、毎月、毎月私たちの家族が食べられるようにしてくださって、ありがとうございます。

経済的に困らないようにしてくださって、ありがとうございます」

とただ手を合わせて感謝するしかありません。


「たまの土曜日くらいは、子どものキャッチボールの相手をしてよ」

と疲労困ぱいして帰ってきた夫に向かって、こう言ってしまう妻がいるようです。

隣のおじさんだったら感謝しかないのに、自分の夫であると、なぜそんなにイヤみばかりを言ってしまうのでしょうか。


夫の側からすると、どこのどなたかわからないおばさんが、朝知らないうちに現われて、食事をつくってくれる。

朝起きると味噌汁から湯気が立ち上っている、夕方帰ってくると夕食を用意してくれているなんていうことは、有り得ないことです。


他人だったら、手を合わせて感謝するのに、なぜ夫や妻には感謝しないのでしょうか。

それは、家族という名の甘えでしょう。


原点に立ち戻って、というより、原点よりずっと前のほうまで戻って、夫も妻も、「この人は、もともとは他人だ」ということを認識する。

そして、この他人の男性が私に対して、たくさんのことをしてくださることに感謝。

他人の女性が私に対して、たくさんのことをしてくださることに感謝。

『すべてを味方 すべてが味方』三笠書房



夫婦の間だけでなく、会社でも、親しい友人でも、人間関係には、必ず甘えが存在する。

「甘え」とは、慣れてしまって、お礼のひとつも言えず、逆に、毒づいたり、嫌味をいったりすること。


会社では、給料を払っているのだから、言われた仕事をするのは当たり前。

夫が、毎晩、家に帰ってくるのが当たり前。

妻が、食事や洗濯をしてくれるのが当たり前。

友人が、一緒に食事をしてくれ、話を聞いてくれるのが当たり前。


どんな親しい人であっても、元々は「縁もゆかりもない人」なのだ、と思ったとき「甘え」はなくなる。

そして、「当たり前」の出来事は、本当は奇跡のような有りえないこと、と得心したとき、そこに感謝が生まれる。


当たり前の幸せに、心から感謝できる人でありたい。





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【人の心に灯をともす】

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