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オスティル・Fのブログ

 何気なく、趣味やら何やらいろいろな事を書きつづっていくブログです。つまらないと自分は思いますが、どうぞご自由に見てください。

今日、すごい事に気がつきました。


勉強する時に、手が冷たくなるんですが


指の部分に穴のあいた手袋を


はめてみたら


あら不思議


勉強もできるし


手は暖かいという利点に気がつきました


しかし、指先が寒いのが欠点



まぁ、とにかく勉強頑張ります。

ではでは


 今ここで、少し聞きたいことがあるのです。


みなさん、僕の小説って読んでいるのでしょうか?


これから先、投票形式でストーリーの展開が変わるという


ようなことをやりたいのですが



あまりにも投票数が少ないと正直困ります。



最低でも4人の投票はほしいです。




 という訳で、さっそくAnother Worldにて



パターンA 味方からの誤射(誤爆)を受ける


パターンB 何事も起こらない


パターンC 敵の増援が来る




ちなみに僕はどの展開になってもどうにか書いていきたいと思います。

 ~~~ 3章 謎の少年 B ~~~ フロスガー歴1013年 7月 4日~7月 5


 最近、ラインはオーガスに会うのが楽しみになってきた。時に自分を取り巻く環境について語り合い、真新しい武器を使った武術練習をしあったりする仲になった。しかし、2人の都合で彼らが会えるのは、土曜と日曜日だけだった。そのうえ、たまに土曜日に授業の延長があったりして会えない日もあった。


そんななか、季節は夏を迎えていた。街の方は、湖の方から吹く風と森から流れる川の冷気によって冷やされているが、森の中は木陰もあってより涼しい。ラインは、そんな道を歩きながら弓を置いてきたことを後悔していた。

今日、彼はオーガスと一緒にラインの持ってきた本を見ながら、矢羽のついた矢を作る予定だ。それをすぐに試射するために弓を持ってきた方が良い事を、今思いついたのだった。

しかし、代わりに彼は母からもらった短剣を持ってきていた。鞘や柄には装飾が施されていて、刀身には自分には読めない文字が刻まれていた。刃はよく磨き込んであり自分の顔が映るほどだ。これを使うのはもったいない気もしたが、彼が持っている刃物はこれだけだった。少しオーガスに自慢してやりたい気持ちがあったのは、隠しておくことにしよう。

 少し歩いていると、前に人影が見えた。遠くからではよく分からないが、オーガスではなさそうだ。オーガスのあの目立つようなオレンジ色の髪ではなく、黒色の髪をしていたからだ。

「こんな所に人って、何か珍しいな。よし、ちょっと後をつけてみよう」そう思った彼は、また普通に歩き始めたがその人影から目を離す事は無かった。しかし、ある曲がり角を曲がった後その人影は跡形もなかった。辺りを見渡して見ても、草むらを押し分けて森の中に入った形跡は見当たらなかった。彼は不思議には思ったものの、あまり深くは考えずに黄昏の丘へと歩いて行った。

 ラインの姿が道の向こうへと見えなくなった時、木陰から1人の少年が顔を出した。

「人違いだったか、でも最近よく見かける奴だよなぁ。どことなく普通の人とは違う・・・何者なんだ。あいつ」そう呟くと、少年は森の奥へと消えた。

 丘に着くと、丘のてっぺんに腕組みをして立っているオーガスの姿を見る事が出来た。オーガスは、こちらに気がつくと手を振ってきた。

「遅かったんじゃねぇの?」と彼は尋ねてきたが、ラインが「そっちが早いんだよ」と言い返すと、彼はニヤリとした。

それからしばらくの間2人は最近の事について語り合った。

そして、ラインはある話題を口にした。

「ねぇ、今日ここに来る時に人を見かけたんだけど、知ってる?」オーガスはそれを聞くと、顔に浮かべていた笑みが消え無表情になった。

「そうか。お前も見たのか。そいつ、黒髪をしてなかったか?そうか、やっぱりな」と静かに言う彼の事を不思議に思ったラインは、その少年を追いかけてみた時の事を話しその少年の事を尋ねてみた。

「やっぱりな。お前も同じ場所でそいつを見失ったわけだ。あの短時間では考えつかないぐらい手際の良い消え方だ。で、そいつの事なんだが、実をいうと俺も全く知らないんだ。逆に聞くけど、お前も本当にそいつのことを何も知らないのか?」と尋ねられたラインは首を縦に振った。

 しかし、彼にはどこかで見た覚えがあった。たしか、この間見た夢の中にいた誰かに似ていた気が・・・。そう考えていたが、オーガスに声をかけられ考えを中断せざるを得なかった。

「おい、それよりもさ矢を作るんだろ?弓は持ってきたか?え、忘れた!?仕方がないなぁ。とりあえず、本はあるんだろ?よし、しょうがないから今日は矢だけでも作っておこうぜ」

ラインは、カバンの中から本を取り出すとオーガスに手渡した。しばらく、彼は本とにらめっこした後「よし、ラインお前は矢の本体をその辺の丁度いい大きさの枝で作れ。長さはこのくらいか」と言い、地面に指で線を引いた。ラインの想像よりも長い線だった。「で、俺はいい感じの石でも探してそれで矢じりでも作るか。鉄なんて俺らには扱えないからな」オーガスは丘を下ると、森の中に消えた。


残されたラインは、とりあえず材料を探しに森へと向かった。

2人が森へ入ったと同時に、別の方向からあの少年が出て来て丘の上に置いたままになっていたラインの荷物をあさり始めた。そして、ある物を見つけて彼は目を疑った。

「ますます分からなくなってきた。あいつは一体何者なんだ?」



オーガスに言われたのと似たような長さの棒をわきに抱えられるだけ集めて、もう戻ろうかとラインが思ったちょうどその時どこかからか声がした。

1つ聞く、お前は一体何者だ?本当に人間なのか?」声のした方を見ると、そこにはマダイン・サリ特有の白いマントを着た、外見上からして自分と同じぐらいの年齢の少年がいたがフードをかぶっていて、誰だか分らない。ラインはその質問に黙って首を縦に振った。

「そうか?俺にはそうは思えないけどな。なぜなら、さっきお前のカバンをあさったらすごいもの見つけたんだからな」と言うと、少年はあの短剣を取り出して彼に見せつけた。

「僕のだ!返せ!」とっさに叫んだその時、突風が吹き木々の葉がこすれあう音がした。風が収まると、少年は口元をゆがませたように見えた。

「なるほどな。これで納得がいった。でも安心しろ、俺は大人に今の事を告げ口するような愚か者じゃない」そう言うと、少年は短剣を投げ返した。ラインはそれをキャッチすると、踵を返して少年から離れようとしたが少年の言葉が彼を引きとめた。


「おい、待てよ。その短剣についてお前はどのくらい知ってるんだ?」振り向くと、ラインは首を横に振った。

「その短剣は、エルフが作ったもので魔力が宿ってるがそれだけじゃない。ミスリル製だ。しかも、ミスリル製の物を扱うのはエルフの中でも上級身分の者だけだ。その、ルーン文字がいい証拠だ。あいにく、俺には読めないけどな」少年の説明を聞くと、ラインは思わず短剣をじっと見つめた。

「そんなものを使ってたら、あのオレンジ髪の奴にも不審がられるぜ。そんな事にならないように、こいつを使いな」そう言って少年が投げ渡したのは、どこにでもある普通のナイフだった。ラインはそれを受け取ると「これをどうしろと?」と尋ねた。

「やるよ。家には何本も余ってるんだ、もらい手が欲しいぐらいだよ。だから、礼の方は気にするな。それに短剣よりも、ナイフの方が矢作りには適してる」そう答えると少年は森の中に消えようとしたが、とっさにラインは叫んだ。


「どうして、君は僕なんかに優しくするんだ?」少年は立ち止まると「世界は様々な種族によって構成されている。この自然の中ではみな平等だ。だから、ある種族だけがすべての種族から差別を受けるのは俺は好きじゃない」と言って、また歩きだした。

少年が消えた後、ラインはオーガスにこの事を話そうと思ったが彼にまでこの事が知れたらまずいと思い、彼には秘密にすることにした。


少年からもらったナイフを見ると、刃の根元の方にB Cと彫ってあるのが見えた。このイニシャルにも、聞き覚えがあるただそれがいつ、どこで聞いたものなのか思い出せない。結局、彼は昔読んだ物語の主人公のイニシャルとして片づけてしまった。


 ラインについての秘密は後ほど片づけることにしよう。今は、彼の物語の方が優先的だ。


 謎の少年からナイフをもらった彼は、それを右手に持ち左わきに枝を抱えながら丘に戻って行った。今彼の心の中を埋め尽くしているのは、自分の秘密が他人に知れてしまったことへの不安だった。あの少年の言葉は信じたいが、言葉では何とでも言えるためにあまり信用はしていなかった。これからどうするかを考えながら、パラパラと意味もなく本のページをめくっていると声を掛けられた。

ふと顔をあげると、そこには袋を片手に持ったオーガスがいた。深く考えていたせいで、どうやら彼が戻ってきたことに気がつかなかったようだ。

「どうしたんだよ?ボーっとしてページめくってるだけでさ」彼は、笑顔で言うと隣に座り込んだがラインは、黙ったままでいた。すると、彼の表情が硬くなり「話したくないなら、別にかまわないさ」と言うと、ラインの心の中で決心がついた。

「さっき、森の中で白いマントを着た奴に声を掛けられたんだ。」

「例の奴だったか?」そう問いかけるオーガスにラインは首を横に振った。

「分からない。フードをかぶってたし、そいつが立ってたのがちょうど木の陰になってたから、暗くて見えなかった」

「それで、なんでお前はそんなに深く考えていたわけ?」その問いかけにラインは、ついさっき思いついた嘘を言った。

「なんとなく、そいつをどこかで見た気がしたんだ、だから、それがいつの事でどこで見たのかを思い出そうとしてたんだ」オーガスは、その答えに納得がいった様子だったが嘘をついた本人は妙な感覚に襲われていた。いつもなら、嘘をつくたびに罪悪感を感じるのだが今の嘘にはそれがまったく感じられなかった。今のはもしかして本当の事だったのかな。と彼はまた考えこもうとしたが、オーガスに止められて現実に戻された。



 

 その後、ラインはオーガスと共に丘を下ると林の中へと一緒に歩いて行った。途中いつもの謎の分かれ道に来ると、オーガスがラインの行く道とは別の方を指してこう言った。

「俺んちはこっちの道なんだ。だからここでお別れだ。」ラインはうなずくと、彼に別れを言い自分も帰路に着いた。

家に着くと彼は、母ローラにオーガスの事を話した。すると、ローラは嬉しそうによかったわねと言った。こうして、この日は彼にとっては忘れられない日となった。

  フロスガー歴1028年 6月 11

 レイロードは、ページをめくると羽ペンをインクに浸して手帳を眺めた。

「次は、ラインと謎の少年の接触か。」そう呟くと、羽ペンを手にして白紙のページに物語をつづった。

その頃とうのラインは、ベスティーとオーガス、ララスと共に食堂で会議をしていた。

「そろそろ、俺達のメンバーも増やさないとまずい気がするんだけどな。」と言うと、ベスティーはアークライド国の地図を広げて言った。

「あぁ、今はそうじゃないけど前にたくさんの魔物があちこちで活動していた時期があって、誰がここを守り誰が討伐に行くかでもめて大変だったもんな。」ララスの一言で全員がうなずいた。

「じゃあ、これからそのメンバーをスカウトしにでも行く?」と提案したラインだが、ベスティーに即却下されて少し落ち込んだ。

「悪いけど、それよりも先にやらなきゃいけないことがある。」

「新メンバーの訓練か?」と眠そうなオーガスの一言。

「あぁ、そうだ。俺達が戦っている敵は一般民をスカウトしてすぐに戦えるようなレベルじゃない。だから最初にそいつらを俺達で育成しないといけない。まずはどうやって訓練するか、そして誰がやるかそれが優先的だろう。って、おいオーガス!とうとう寝入ったか。」ベスティーが熱く語っている最中、オーガスは机に突っ伏してしまったのだった。

「朝まで寝かせておけば平気じゃない?・・・・・分かったよ。部屋に寝かせてくる。」ララスはオーガスを肩に担ぐと、食堂を出て行った。それを見届けるとラインはベスティーに提案をした。

「さっき言ってたことも大切だと思うけど、まずはそのメンバーが生活する兵舎とか、訓練させる場所を立てる場所を考える方が優先的だと思うんだけどな。」

「それもそうだな。さえてるぜライン!となると、施設の設計からか・・・・レインと相談するしかないな。」

 その後2人は案を出し合ったが、この降りてくるまぶたがしつこくなってきたのを境にそれぞれの部屋に戻ってしまった。

部屋に戻るとベスティーは夜空に浮かぶ満月を眠そうな目で見て、一言つぶやくとそのままベッドに沈んだ。

「ついに、WGAが本格的に活動する日もそう遠くないか・・・・・・・」






続け方が変ですみません


これは自分の目安でやってるので

なかなかうまい具合にならないのです。

 その後の彼は、その本を読むことだけで終わった。そうした日が3日続いた。それだけ経っても、この分厚い本は読み終わらない。そこで彼は次の日に、気晴らしにあの場所へ行くことにした。その場所は彼が「黄昏の丘」と呼んでいる場所で、その名の由来は夕方の街景色は見る者を感動させる、ことから彼が勝手に付けたもので実際はどんな名前なのかさっぱり分からない。

その丘の距離は、彼の家から歩いていける距離でさほど遠くなく、そしてさほど近くない距離にあった。彼はそこによく休みの日に、気晴らしに出かけていた。しかし、最近彼はこの場所に行くのがあまり好きでは無くなっていた。

なぜならそこに、やたら話しかけてくるオレンジ色の癖のある髪をして、青い瞳をした謎の少年がいるからだ。彼は今日、その少年に話をつける意味合いも兼ねて丘に行くことにしたのだ。

 そして彼は今、丘への入り口である森の前に立っていた。

「行くしかないよな~。」と少し嫌そうに彼はぼそっと言うと、森の中に入って行った。丘へと続く道は、いつ誰がやったとも知れずに一応整備はされていた。とはいっても、実際は道が消えないように雑草が全て刈り取られていたり、歩行者の邪魔にならないように枝が切られていたりしているだけだったが・・・・・。

森をしばらく歩くと彼は、黄昏の丘に着いた。そして少しほっとした。なぜなら、あの例の少年が見当たらないからだ。彼はやって来た道からあまり目立たない場所を選んで、丘を登って座ると持ってきたカバンから勉強道具を取り出して、勉強をし始めた。

そうしてしばらくの間勉強に夢中になっていたせいで彼は、例の少年が近付いてきたことに気がつかなかった。

「よ、こんなとこで勉強なんてよくできるよな。」と、後ろから突然声を掛けられた彼は危うくインクをぶちまけそうになった。そして、後ろを向くと彼が思った通りに例の少年が笑って立っていた。

「悪い悪い、そこまで驚くとは正直思ってなかった。」と反省の色を全く見せずに少年は言った。

「あのさ、いい加減急に話しかけてきたりするのやめてくれない?しつこいんだけど?」と少しイラついた彼は少年にそう言った。少年は笑うのをやめると、ラインの近くに座った。そして、しばらくして口を開いた。

「あのさ、WGAって知ってるか?」彼の問いにラインは心底驚いた。

「昔、親に昔話でそんな組織が存在してたってのを聞いたことがあるんだ。親には無理だって言われてるけど、いつか俺は作りたいんだそのWGAを。」そう語っている彼の目はなんだか輝いて見えた。彼は話し終えると、赤くなって顔を伏せてこう言った。

「でも、こんな事言ったって信じちゃぁくれないだろ?だって、これは俺しか知らないような話なんだからさ・・・。」そんな彼を見ていたラインは思わずこう言っていた。

「別に、その話は僕だって少しは知ってるさ。確かに僕も思うよ、そんな組織を作ってみたいって、だから君のその考えは悪くないと思うんだ。」その言葉を耳にした少年は、ガバッと顔をあげるとラインの顔をじっと見つめた。なんだか恥ずかしくなったラインは、何か言おうと口を開いたが先に少年がこう叫んだ。

「なら一緒にやろうよ!始まりはたった3人だけの組織だったけど、いつしか大きくなっていったんだ!俺達にも出来るはずさ!」途中、彼は立ち上がって天に腕を突き出して叫んでいた。しかし、ラインはカバンの中からあの本を取り出すとこう言った。

「だったらさ、この本でWGAについて少しは学ぶべきところもあるんじゃないかな?だって君、肝心な所を忘れてた気がするから。」

少年はラインの方を向くと「そんな本が存在してたなんて・・・」と仰天の眼差しで本を見つめていた。

「まぁ、何にしろ、今から同じ目的を持つ仲間になったんだから、お互い名前でも名乗ろうじゃないか。」と、本を彼に差し出しながらラインは言った。少年はその本を嫌そうな顔で受け取ると「オーガス・ソロラルド」と名乗った。その後に、ラインも自分の名を名乗った。そのまましばらく、オーガスは読書をラインは勉強をしていたが、急にオーガスが本を投げ置くと「あー!やっぱ読書は苦手だー!」と叫んだ。その言葉にラインはペンを持つ手を止めると笑って「だったら、WGAについての知識は僕が入れるからオーガスは、気が向いた時にでも読んだらどうだい。」と提案をした。オーガスは彼のその提案を一瞬で承諾すると、一回家に戻って俺とお前の分の昼食をとって来ると言って、丘を下って行った。

彼がいなくなるとラインは寝転がって空を見ながら考え事をした。

「まさか、あの組織の事を知っている人物がいるとは思ってなかったな。しかも相手があのストーカーだっただなんて。でも真面目に話してみたら結構いい奴だったな。彼は、僕の秘密を知ってしまったとしても、友達になってくれるだろうか。いや、そもそも今のは口だけの事で・・・・」こんな考え事をしている内に彼は眠ってしまった。

きれいに晴れた空の下、さわやかな風が頬をなでる。その風で揺れる草木の音はとてもいい音だった。その音を聞いているうちに、眠気が僕を襲う。

 見たこともない遺跡のような場所に、自分は立っていた。周りには見たこともない人々がいた。しかし、よく見るとその中には先ほどの少年オーガスによく似た青年が手に奇妙な形をした剣を持っていた。皆、異様な緊張感を漂わせていて一心に何かを見ていた。その視線の先には不気味な化け物がいた。人間が肥大化して、下半身よりも上半身の方が大きな不釣り合いな格好をしている。気がつくと、自分の前には両手に2本の剣を持った黒髪の青年が立っていた。

そこから場面が飛んだ。今自分は地面いや床と言った方がいい場所に倒れていた。すぐ目の前には1本の矢と弓が落ちていた。手を伸ばせば届きそうだ。しかし、体が言う事を聞かない。よく見ると、自分の体は傷だらけで出血も激しかった。さっき見た他の人間も同じような状態だ。しかし、その中で白くて水色のラインが入ったローブを着た茶髪の青年が、その仲間たちを手当てしているのが見えた。

そして、耳にこんな声が聞こえてきて彼はその声が聞こえた方を向いた。

「やはり、貴ら人間ごときでこの私にかなうはずもなかったのだ。その事をよく思い知っただろう?私はこれから貴らを殺し、2つの世界を1つにしその王として君臨するのだ!」

その先には、先ほどの化け物がいてさっきの2刀流の青年がその腕に捕まり、空中に上げられていた。その青年が口を開いた。が、何を言っているのかが聞き取れない。よく見ると彼の方が傷の具合が悪い。それからその2人の会話が聞こえなくなった。しばらくすると、手当をしていた少年がやって来た。と同時にあの青年の手に光が集まりだして1本の槍が現れて、その化け物に向かって投げつけた。槍は化け物の頭に深々と突き刺さった。化け物の体がぐらりと倒れていく、その体が地面に着くと同時に辺りが光りに包まれた。

そして、その中で彼は誰かが、ち、畜生!と叫ぶのが聞こえた。その声が聞こえたと同時に自分は勝手にこう叫んでいた。

「ベスティー!」と。辺りを包んでいた光が消えると同時に彼は、自分を呼ぶ声に起こされた。

「起きろって、起きろよライン。せっかく飯持って来てやったのに、起きなかったら俺が食っちまうからな。」目を開けると、目の前にオーガスの顔があった。お、起きた。と言う彼を尻目にラインは空を見た。さっきよりも太陽の位置が高い、ざっと12時間は眠ってたんだな。と思った彼が顔に手をやると、手に濡れた感触が伝わった。

「おいおい、どうしたんだよ。眠りながら涙流してさ、よほどの悪夢だったんだな。」ラインは、夢の事は黙っておくことにして笑って「あぁ、最悪な悪夢だったよ。」とごまかした。

オーガスは彼の夢の内容を知りたがっている表情をしていたが、彼は手にした袋に気がつき中に手を突っ込み何かを探り始めた。

しかしラインは、そんな彼の行動には気がつかずにボーっと空を見ていた。見たこともないはずの人物だったのに、彼はあの青年の事が頭から離れなくなっていた。

そのせいで、突然目の前にサンドウィッチが現れたときには彼は、目を丸くした。そして、オーガスを見ると彼はまた笑っていた。ラインはなんだか恥ずかしくなると、ありがとうと言って彼の手からそのサンドウィッチを受け取り食べ始めた。横眼でオーガスを見ると、彼も同じものを手にとって食べていた。新鮮な野菜や焼いたベーコン、卵の味が何かのスパイスによってうまく整っていた。ラインは、こんな物を食べた事が無く夢中になって食べていた。食べ終わると、まだ物足りないのがオーガスに分かったのか、彼はもう1つ袋の中からサンドウィッチを取り出すとラインに投げて渡した。その後、2人は食べながら様々な事を話し楽しんだ。特にラインは、人生初の友達の所為かいつも以上に楽しげに見えた。



 その様子を、下の林の中からじっと見ていた少年がいた事を彼らは知らなかった。

「ずいぶんと賑やかな連中だな。」少年はそう言うと、林の中に姿を消した。

この少年は、また後に登場する。そして、重要な役目を果たすのだ。