矛盾の話 | 夢から醒めた夢

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ありそうで無いコントのような物語『シチュエーションネタ』を中心に更新しています!
是非読んで下さい♪



さぁ、ミスタードーナッツの社長、またも行き場を失くす。夢から醒めた夢でございます。




『矛盾』という話がありますよね。


こっちの話を信じればこっちの話が嘘になるが、逆の方を信じれば逆の話が嘘になるみたいな…うるせ!



…ごめんなさい。テキトーになった挙句、キレてしまいました。



その『矛盾』という話を軽く説明いたしましょう。





「おい、かつひさくん!おい、生瀬勝久くん!」


「どうしたの?」


「これ僕から買ってよ!」


「…何、これ?」


「あんドーナッツ。」


「あんドーナッツ!?」


「おいしいよ。」


「…いくらで買えばいいの?」


「250円かな。」


「微妙に高っ!何で!?」


「「何で」って…。」


「買ってよ!」


「嫌だよ…。僕そんなに餡子好きじゃないし…。」


「好きなはずだよ!買ってよ!」


「僕の何が分かるんだよ…。」


「買った方がいいって!」


「何でだよ…。何で僕ばっかりに推してくるんだよ…。あっちに水谷豊くんだっているだろ…。」


「お前に買って欲しいんだよ!」


「だから、何でだよ!」


「買ってよ~!」


「しつこいよ!ていうか、ずっと手に持っているからグジュグジュになってんじゃないかよ!」


「えぇ…ホントだ…腹立つ…。」


「何でキレてるんだよ…。」


「じゃあ、これ買ってよ!」


「…これは何?」


「au by KDDI。」


「au by KDDI!?」


「買ってよ!」


「要らないよ!」


「あ、いい事教えてやろうか?」


「何?」


「このあんドーナッツはな、どんなau by KDDIも倒せるんだよ。」


「何言ってんの!?」


「そして、このau by KDDIはな、どんなあんドーナッツもボロボロに出来るんだよ。」


「ボロボロに!?」


「さぁ、欲しくなったか?」


「全然…。」


「お前、バカなの?」


「えぇ…お前に言われるとは思わなかった…。」


「ふふふ、詰めが甘いのだよ、勝久くん。」


「言い方がムカつく…。死にやがれ。」


「お前が死にやがれ!」


「いや、お前が死にやがれ!」


「くっそ~…。俺の「死にやがれ」をお前の「死にやがれ」でサンドされた…。」


「何言ってんだよ!」


「んで?どっちを買うんだ?」


「どっちも買わないよ。」


「どうして!?」


「…そんな意外な事言ったかな…?」


「大抵の人は両方買って行くのに…。」


「大抵の人バカだな!」


「「バカ」って言うな!」


「バカだろ!」


「くっそ~…、畳み掛けるように「バカ」って言ってきやがる…。」


「お前、面倒くさいな。」


「頼むから買ってって!」


「しつこいって!大体、あんドーナッツはau by KDDIより強くて、au by KDDIはあんドーナッツより強いんでしょ?そんなの話が成り立っていないよ!」


「そうかなぁ…。」


「じゃあ、ここでその2つを闘わせてよ!」


「それは買ってからじゃないと。」


「えぇ…、じゃあ買うよ…。」


「はい、じゃああんドーナッツが250円でau by KDDIが84円ね。」


「あんドーナッツの方が高いの!?」







…この後、生瀬勝久くんはあんドーナッツとau by KDDIを擦り合わせてみたら、


あんドーナッツはグシャグシャになって


au by KDDIはすごく汚れたらしいです。






タフォーーー!!!